赤ちゃんが生まれておよそ3か月経つと、
お食い初めの儀式がありますね!
地方によって、
行う時期にばらつきがあるようですが
一般的には生後100日前後。
100日祝いと同じ日に行うことが多いです。
お食い初めには
赤ちゃんが一生食べ物に苦労しませんように・・・
という意味を込めて、
お食い初め膳が用意されますが、
その食べさせ方には順番があります!
(正確には、食べさせるマネです)
せっかくの儀式ですから
この順番にのっとって行いたいですね!
どのような順番なのか
確認しましょう!!
お食い初め膳のメニューは!?
まず、お食い初めには
どんなメニューを用意したらいいのか解説します!
お食い初めの基本は
一汁三菜です。
-
鯛の尾頭付きの焼き魚
(地方によって魚の種類が違います。
おじいちゃん、おばあちゃんに確認しましょう!)
- お吸い物
- 煮物
- 香の物
- 赤飯(白飯の地域もあり)
-
歯固め石
(3個用意する地域が多い。
梅干を添える習慣のところもあり)
※歯固め石とは?
丈夫な歯が生えるように
おまじないの意味を込めて使います。
氏神様の境内に
敷き詰められている石を使う場合が多いです。
使い方はまた後半で。
器は、正式には
男の子→漆塗りで全部が朱色の器
女の子→漆塗りで外側が黒、内側が朱色の器
だそうですが、
現在はそこまでこだわる家庭は少なくなっており、
かわりに離乳食で使える
赤ちゃん用食器セットを使うケースもあります。
確かに、そちらの方が実用的!
ちなみに、うちのお食い初め膳は
こんな感じ。
男の子ですが、
総朱塗りの器を用意することはなく、
家にあった漆塗りっぽい器に盛り付けました。
後で知ったことですが、
お食い初め食器の
レンタルサービスもあるそうです。
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どこまで正式に近付けるかは
家庭で相談して決めるといいでしょう!
お食い初め膳の内容が分かったところで、
お次は食べさせる順番です!
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お食い初め膳の順番!
お食い初めの順番の基本は
赤飯→吸い物→赤飯→鯛→赤飯→吸い物
です。これを3回繰り返します。
これに、煮物と香の物、
歯固めの石を合間に織り交ぜると、
次のような順番になります。
赤飯→吸い物→赤飯→鯛→赤飯→吸い物→
赤飯→煮物→赤飯→吸い物→赤飯→香の物→
赤飯→吸い物→赤飯→歯固め石→赤飯→吸い物→
長寿の願いを込めて、
家族の中の最年長の人が、
赤ちゃんの口に食べ物を運びます。
歯固め石は箸で触れ、
その箸を赤ちゃんの口に付けます。
(地域によっては石を噛ませるところもあり)
この時
「丈夫な歯になりますように」
と祈ります。
と言っても儀式の最中で、
赤ちゃんのご機嫌が
悪くなってしまう場合も考えられるので、
赤ちゃんの様子を見ながら、
大体の流れができればいいと思います。
家族みんなで楽しみながら行いましょう!
カタチより何より、
お祝いする心が一番大切ですからね!
ちなみに、うちの息子は
途中で逃げ出しました。笑
お食い初めが終わった後の歯固め石は、
へその緒と一緒に保管するか、
いただいた氏神さまの
神社に返すのが一般的です。
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お食い初め豆知識
古くから伝わる儀式には、
必ず意味がありますね!
その意味を理解することで、
一層思いを込めることができます。
お食い初めについて、まとめてみました。
赤ちゃんの無事を祝う
お食い初めは
平安時代から行われてきた儀式です。
昔は今より
赤ちゃんの生存率が低かったため、
一生食べ物に苦労しませんように・・・
という願いと同時に
ここまで育ってくれてありがとう、おめでとう
という思いも込められていました。
料理にはそれぞれ意味がある
お食い初め膳として用意される料理には
それぞれ次のような意味があります!
赤飯
赤はめでたい色であることから。
お吸い物
具にハマグリやエビを使うと
次のような意味が込められます。
ハマグリ
貝殻がピタッと合うことから、
将来良い伴侶に恵まれるように
エビ
長寿の意味(腰が曲がるまで生きられるように)
尾頭付きの鯛
「めでたい」や「首尾一貫」
(強い信念のもと生きていく)という意味を込めて
煮物
れんこん
見通しのいい未来
里芋
子宝に恵まれるように
(里芋は小芋が多くできることから)
香の物
長寿の意味(しわができるまで生きられるように)
なんだかおせちと似ていますね!
食べ物を人の一生になぞらえる
昔の人のセンスには脱帽です!
一つ一つの料理の意味をが分かると
お食い初めは
より思いのこもったものになりそうですね!
子は宝
子供はできてみて、
初めてその愛おしさが分かります!
私はもともと
あまり子供は好きではなかったんですが、
(泣くとうるさいという理由で・・・)
実際子供を授かってから
世の中で
こんなに大切に思えるものがあったなんて!!!
という思いに変わりました!
お食い初めに始まり、
昔から伝わる
子供の行事はいろいろありますね!
<参考>
子どもの行事についての
その他の記事
→ひな祭りの由来を子供向けに解説!!現代のエッセンスを含めて・・・
どれも廃れていないということは
きっと、親が子を思う気持ちが、
今も昔も変わらないからでしょう!!
本当に、子は宝。
子供たちにはこれから先、
明るい未来を、
強い信念で生きていってもらえるよう
私たち大人が
いろいろなことを伝えていきたいですね!
<追記>
子育てについて役立つ記事のまとめページを
作りました!
良かったら参考にしてくださいね!
→子育てって疑問がいっぱい!こんなことが気になりませんか?記事まとめ
こちらの記事もあわせて読むと知識が増えて楽しくなります!
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