「インフルエンザの方がまだマシ。マジで喉が死ぬ」
これは、私の弟(当時26歳)が放った、溶連菌にかかった時の感想です。
死んだ魚のような眼をしながら言っていたので、おそらく間違いではないでしょう。
子供ができてから、溶連菌感染症という病気の名前をよく耳にするようになりました。
子供は免疫力が弱いから、いろんな病気にかかるんだな~・・・って、
大人もかかっとるやん!!
私の弟の他にも、30代前半の知り合いがかかりました。
えっ?溶連菌って大人もそんなにかかるものなの?
一体どんな菌なんだ!?その症状は!?
もしかしたら明日は我が身。
溶連菌について知識を付けるべく、情報をまとめてみました。
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溶連菌とはどんな菌!?
溶連菌とは「溶血性連鎖球菌」の略称です。
溶血とは、赤血球の細胞が壊れて死んでしまうことです。
それを引き起こす菌だったとは・・・!
酸素運べなくなるじゃん!!
正式名称を知ってゾッとした人、私だけじゃないはず・・・。
感染したら、ちゃんと治療しないといけないオーラを放っていますね!
溶連菌の感染経路
溶連菌は、空気中を浮遊する菌です。
とくに、人が集まる換気が十分でないところにたくさんいます。
そのため、寒くてあまり換気をしない冬場から春先にかけて、感染する人が増えます。
人から人へは、くしゃみや咳などの飛まつ感染でうつります。
主に免疫力の弱い子供が感染しますが、大人も免疫力が落ちていると感染します。
免疫力って大事やね・・・。
<関連記事はこちら>
溶連菌にかかったときの症状とは!?
溶連菌の症状は風邪に似ていますが、次のような特徴があります!
- 強い喉の痛み
- 38℃から40℃の高熱
- 舌にイチゴのようなブツブツができる
- 発熱後半日から1日で、身体に発疹ができる
- 頭痛、身体がだるい
溶連菌は喉にくっつく菌なので、喉に特徴的な症状があらわれます。
人によっては熱があまり出なかったり、イチゴ舌にはならなかったりします。
それでも、喉の強烈な痛みは、溶連菌にかかった大人のほとんどが感じている症状です。
感染してから症状が出るまでの潜伏期間は、2日から5日ほど。
自覚がないまま、他の人にうつしてしまっている場合もありますね!
病院で溶連菌に感染しているかどうかを判断する際は、喉の粘膜を綿棒でこすりとって調べます。
これは私の次男がやったことがあります。陰性でしたけどね。10分くらいですぐに結果が分かります。
溶連菌は合併症を引き起こす!
溶連菌はとても厄介な菌です。
身体の中で暴れる溶連菌をしっかり退治しないと、あとあと合併症を引き起こします。
のどの痛みと発熱。風邪に似た症状だからといって侮っていてはいけません!
次の2つの合併症がそれにあたります。
<溶連菌の合併症その1 リウマチ熱>
溶連菌による症状が治まってから2~3週間後に突然発熱し、関節痛や心臓の弁膜の異常を引き起こします。
<溶連菌の合併症その2 急性糸球体腎炎>
溶連菌による症状が治まってから10日ほどで、突然発症する腎臓の病気です。
血尿、尿たんぱく、高血圧、むくみなどの症状が出ます。
腎炎のほうがリウマチ熱より、発症する確率が高いそうです。
どちらも、「突然」発症するというのが怖いですね!!
自己判断で治療をやめてしまうのは危険です。
では次に、溶連菌の治療ってどんなの?というお話。
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溶連菌はこうやって治療する
※写真はイメージです
溶連菌が疑われる症状(喉が死ぬほど痛いし高熱が出ている・・・など)があらわれたときは、必ず病院へ受診をします。
そして、検査をして晴れて(?)溶連菌と分かったならば、次が一番重要です!!
それは・・・
「処方された薬を必ず飲み切る!!」
ということ。
一般的には、熱などの症状を和らげる薬+抗生物質が処方されます。
抗生物質は、あとで合併症を引き起こすかもしれない、やっかいな溶連菌を退治するのにとても重要です!
症状が和らいだからといって油断せず、飲み忘れのないように注意しましょう!(10日分くらい出されます)
すぐに自己判断で薬をやめてしまう私には、耳の痛い話です・・・。
そして、薬をきちんと飲み切って症状が治まっても、まだ終わりではありません。
発症してから、2週間後とひと月後くらいの2回にわたって、尿検査をします。(腎炎にかかっていないかチェック)
ここで正常ならば、ようやく一安心です。
喉が死ぬほど痛い時におすすめの食事
高熱が出て、喉の痛みがひどい時は、喉に負担をかけないツルンとしたものや、消化のいいものを食べるといいようです。
- ゼリー・プリン・ヨーグルト
- おかゆ・煮込みうどん
- 豆腐・茶碗蒸し
などですね。
ただし、熱すぎるものは喉の痛みをひどくしてしまいます。
温かいものといっても、人肌程度がいいでしょう。
喉が痛すぎて食べる気力がなくても、脱水にだけはならないように水分は取りましょうね。
まとめ
溶連菌についてまとめると、
-
風邪と似ているが、ちゃんと治療しないと合併症を引き起こす怖い病気
-
人の集まる場所に多くいる。人から人に感染する
- 主な患者は子供だが、身体が弱ると大人も感染する
- 強い喉の痛み、イチゴ舌などが症状の特徴
- 処方された薬をきちんと飲み切ることが重要
となります。
かかってしまったら仕方がない!!
子供の病気だからといって侮らず、きちんと治療した方が良いですね。
大人が溶連菌にかかった時は、免疫力が下がっているときです。
まずはしっかり治療。
そして、楽しい人生は健康ありきですから、免疫力=身体の基礎体力をあげることにも目を向けていきましょう!
溶連菌については、こちらの記事もあわせてどうぞ。
>>しんどい思いはもうこりごり!病気になりにくい身体をつくる!今すぐできる習慣まとめ
先月、罹りました。熱と関節の痛み、
喉が燃えているのかと思うぐらい痛かったです。
喉の痛みのせいで咳も酷くて、
そうするとまた喉が痛い。
そのうち、声が出なく成りました。
耳鼻科に行ったら声帯が炎症を、
起こしていました。
現在、ようやく症状は無くなりました。
でも、1ヶ月後とかに合併症に成るかもとは医師は話してくれませんでした。
固形物は一切食べられませんでした。
抗生物質は飲み切りました。
でも、尿検査をしますとは言われませんでした。
心臓に酸素を運ぶ血液が固まる病気に罹っています。
それで循環器科を受診しており薬も飲んでいます。先週定期検査で薬の効き目が悪くなっているとの結果でした。
尿検査等をした方が良いのかな?
marisaさん
コメントありがとうございます!
いろいろ症状が重なると心配ですね。受診された方がいいような気がします。
お大事になさってください!