実は知らない喪中の決まり!神社の参拝はいつまで避ける?

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神社

身内に不幸があって喪中となった時、神社に行ってはならない期間がどれくらいか知っていますか?

 

「1年間は鳥居をくぐってはならない」

あれはウソ(俗説)のようです!!

 

神社に行くべきでない本当の期間とは?
なぜ行くべきでないのか?

 

神道の「喪中」に対する考え方を、ひも解いていきましょう!

 

 

 


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神社に行ってはならない期間は実は○○日

 

身内に不幸があると、

「喪中だから、1年間は神社に行ってはならない」

と言われますよね。

 

喪中

 

実はその説、半分正解で、半分間違いです!

 

 

正確には、

 

1年間は、故人の死を悼み、お祝いごとや派手な生活を慎みましょう。(これを「喪中」という。)そして、亡くなって50日間は、しっかりと故人を弔うのに集中し、神社に参拝するのは避けましょう

 

というものです。

 

 

神社に行ってはならない期間は、故人が亡くなってから50日間なのです!

 

この50日間を「忌(いみ)」と言います。

 

 

四十九日の間違いでは?
という疑問が聞こえてきそうですが、四十九日は仏教での「忌」の考え方で、神道では50日が「忌」の期間とされています。

 

 

 

実は細かく決められていた!「忌」の期間

 

お墓

 

「忌」の期間は、明治時代に定められた決まりによって、もっと細かく分かれます。

 

父母・夫・妻・子・・・50日

祖父母・孫・兄弟姉妹・・・30日

曾祖父母・ひ孫・甥・姪・伯叔父母・・・10日

その他の親族・・・3日

 

地方によっては、この決まりにならっているところもあるそうで、必ずしも「忌」の期間が50日ではない場合もあります。

 

住んでいる地方のしきたりがよく分からない場合は、最長の50日を「忌」の期間とするとまず間違いないです。

 

 

「忌」の期間が終われば(忌明けと言います)神社にお参りに行ってもいいんです!

 

 

 

初詣以外にも、七五三や、厄除け、安産祈願、車のお祓いなどでちょくちょく行くことになる神社。

 

50日の期間を知っておくと「今って喪中だけど、神社に行ってもいいの・・・?」という疑問はなくなりますね!

 

 

ちなみに初詣は、やはりお祝いムードが強いので、喪中の1年間にかかっているときは自粛したほうがいいそうです。

 

喪中と年賀状ついての記事はこちらを参考にどうぞ↓。

→喪中はがきで悩む2つの範囲 年賀状も出すべき?

 

 

 


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再び参拝するときのしきたりとは!?

 

さて、忌明けして、再び神社に参拝するときには、何か特別なことをしなければいけないのでしょうか!?

 

 

 

鳥居はくぐってはいけないの?

 

鳥居

 

実は私、この説を大マジメに信じており、喪中の期間にどうしても神社に行かなければならなくなったとき、わざわざ鳥居をよけて 脇の茂みを歩いていきました!!

 

 

どうやらこれも俗説のようです。

 

 

鳥居をくぐってはいけないというのは、

 

「忌明けするまで神社に行ってはならない」

 

ということを例えて言った言葉です。

 

 

なので、再び神社を訪れるときには、しっかりと鳥居をくぐっていくのが正しい参拝の仕方です!

 

 

 

清め祓いを行えばなおよし!

 

お祓い

忌明けしたら、神社にお願いして「清め祓い」「忌明け祓い」とも言います)を行うと、けじめの意味でよりいいそうです。

 

そこまでしなくても・・・という方は、

「しばらく参拝できずにご無礼をいたしました」

という気持ちをこめて参拝するのがマナーです。

 

 

お相手は神様なので、やはり厳かな雰囲気は忘れずに参拝したいですね!

 

 

 

そもそもなぜ神社に行ってはならないのか!?

 

ここまで何度も「忌明けするまでは神社に行ってはならない」と解説してきましたが、そもそも「その理由」とは何なのでしょうか!?

 

 

 

「死」はケガレ!?

 

お墓

 

神道において「死」は「ケガレ」ととらえます。

 

「ケガレ」というと「汚れ」という字が連想されて、

じゃあ死んだ人間は汚らわしいのか!?

という思いになりますよね!

 

 

そうではなくて、「ケガレ」とは「穢れ」、すなわち、正常(清浄)や理想の状態でなくなることを意味します。

 

同時に、「気枯れ」生きる力がなくなったという意味もあります。

 

 

神社は神様がいらっしゃる清い場所。

 

その清いところに、正常(清浄)でなくなったものを持ち込んではならないとするのが神道の考え方です。

 

神道

 

身内が亡くなる(穢れる=気枯れる)と、そのケガレに触れた親族も悲しんだり落ち込んだりして、正常の精神状態ではなくなります。

 

その状態のうちは、神様に近づくのを避け、正常に戻れるようになればまた参拝しましょうというのが神道の決まりなのです!

 

 

正常に戻るための期間が「忌」の期間ということです。

 

 

ここまでわかれば、今まであやふやだったものが一気にカタチになりますね!

 

 

 

まとめ

 

喪中になったときに、神社に行ってはならない期間について、本当の日数とその理由がわかりましたね!

 

まとめてみましょう!

 

お参り

 

  • 身内が亡くなってから忌明けするまでの50日間は、神社に参拝しない
  • 忌明けしたら「清め祓い」を行うとよい
  • 鳥居は避けずにちゃんとくぐる
  • 神社に行ってはならない理由は、神聖な神社に「ケガレ」である死を持ち込まないため

 

ということですね。

 

 

身内が亡くなるのは、とても悲しいできごとです。

 

しかし、その悲しみを乗り越え、再び強く生きていくために自分と向き合って気持ちを落ち着かせる。

 

神社に参拝するということは、何かをお願いしに行くのではなく

「これからも逞しく生きていきます!」

と、決意表明しにいくのが正しいのかもしれませんね!

 

 

私も昨年、愛すべきじいちゃんが亡くなり寂しい思いをしましたが、子供らと逞しく生きていくぞー!!と自分を奮い立たせながら、参拝をしてみたいと思います。

 

 

 

こちらの記事もあわせて読むと、知識が増えて楽しくなります!

→喪中はがきで悩む2つの範囲 年賀状も出すべき?

 

→えっ!そうだったのか!?日本の習慣の由来ウソ、ホントまとめ

 

→六曜って意味ないの?そもそも何なの?バツイチは語る。

 

 

 

 

 

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