赤ちゃんの肌にできる乳児湿疹。
その原因を、
ママの血液でできている母乳の質が悪いから、ママの食事を見直すべき!
とする派。
いや、母乳は関係ない!よってママの食事も関係ない!
とする派。
意見が真っ二つになっています。
一体どっちが本当なのか・・・?
2人の子育てを通して感じたことを踏まえながら、探っていきたいと思います!
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ひとことで「乳児湿疹」と言っても・・・
乳児湿疹とは、赤ちゃんの肌にできるブツブツの総称です。
「総称」というくらいなので、いろんなパターンのブツブツがあるということです。
私の子供は、1人目が脂漏性湿疹で、2人目が乾燥性湿疹でした。
このように、全く逆のタイプの湿疹もまとめて「乳児湿疹」として扱われます。
ちなみに、脂漏性湿疹の原因は、ホルモンの影響によって赤ちゃんの皮脂の分泌が多くなるため。
乾燥性湿疹の原因は、赤ちゃんの皮膚のバリア機能が空気の乾燥に耐えられないため、というのが有力説です。
いろんな要因で起こるブツブツを
「母乳の質が悪いから食事を改善せよ」
でまとめてしまっては、ちょっと強引な気がします。
乳児湿疹の種類については、こちらの記事が参考になります。
そして、乳児湿疹ができてしまったのは
ママの食事のせいだからママが悪い
みたいな風潮もちょっと違う気がします。
あくまでも、乳児湿疹ができる原因にはいろんなものがあって、ママの食事「も」原因のひとつとする見方が個人的にはいいように思います。
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母乳の質は食事で変わらない!?
海外では、「食事によって母乳の質が変わることはない」とする研究結果が出ているそうです。
栄養状態がいい国のママと、栄養状態があまり良くない国のママの母乳の成分に、大して変わりはなかったという研究結果です。
関係がないのなら、じゃあお菓子も、辛いものも、油っこいものも何でも食べていいのか!?というと、それもまた違うと思います。
確かに、そういう研究結果があるのはひとつの事実ですが、研究と言われるものには必ずサンプルの数というものがあり、必ずしも万人に当てはまるということは
ないからです。
食事が母乳に与える影響は、ひとりひとり違う
実際に、私が経験したことですが、油っこい肉料理とか甘いお菓子とかを食べて授乳したら、次の日に子供の乳児湿疹がひどくなりました。
母乳の状態も少しドロッとしていて、味を確かめたら、まるで練乳のような甘さでした!
これをさぁグビっと!!
とは、とてもじゃないけど言えないな~と思ったのを覚えています。
そんなケースもあれば、何を食べても母乳の状態に変わりはなく乳児湿疹も出なかった!という親子もいます。
いろんなケースがあるということは、ママの食事が母乳と乳児湿疹に与える影響は個人個人の差が大きい!ということなのではないでしょうか!?
基本的には、健康的だね!とされる食事をしつつ、赤ちゃんの湿疹の状態を見ながら「これを食べたら悪化したから次はちょっと量を控えよう」というように、
個人個人で調整していくのがいいんじゃないかな?と思います。
何より大前提として、ジャンクフードや栄養の偏った食事を摂っている身体には、質のいい血液はできないし、質のいい母乳は出ないです。
今は食べたいものが何不自由なく手に入る時代なので、自然と偏った食事になりがちです。
「美味しいものはたいてい脂肪と炭水化物でできている」っていうCMがありましたよね!
そういう習慣を、赤ちゃんのためにも、ママのためにも正しましょうよ!っていう意味での「食事を改善しましょう」ということなんだと思います。
健康的な食事とはどんなものかについては、こちらの記事が参考になりますよ!
→花粉症も肌荒れも食べ物で対策すればマジで良くなる!
→GI値を下げるには食品の組み合わせがカギ!食べ方ひとつで健康に!
乳児湿疹の治り方は人それぞれ
乳児湿疹を治す方法には、実にいろんなものがありますよね。
- 食事で治す方法
- 保湿で治す方法
- ステロイドなどの薬で治す方法
- 石鹸を使って洗う方法
- 石鹸を使わずにお湯のみで洗う方法
- 1歳ぐらいで自然に治るケース・・・
これだけいろんな方法があるということは、治り方は人それぞれなんです。
そして、一つの方法のみで良くなった赤ちゃんもいれば、いろんな方法を組み合わせて良くなった赤ちゃんもいます。
確かに、食事を健康的なものにするのは大事です。
「母乳は血液からできているから、じゃあまず血液を状態のいいものにしましょうよ」
という考え方は、私は理にかなっていると思っていて賛成です。
ただ、そればっかりに集中してしまうと、もし他に乳児湿疹の原因があったとしても見えない場合があると思います。
赤ちゃんのお世話をしているママは、睡眠不足だし、疲れているので考える余裕がなくて、ついついひとつの解決策に集中してしまいます。
その集中した視点をちょっと広げてもらって、
部屋の湿度はどうかな?
とか
もうちょっと保湿に気を配ってみようかな?
とか
小児科の診察がイマイチ腑に落ちないのなら皮膚科に行ってみようかな?
とか
いろいろ並行して試してみると、治る糸口が思わぬところから見つかったりします。
私は2人の子供を育てていますが、いつも思うのが「育児に絶対こうしないと!!」というテストの正解みたいなものはないということです。
よその子がこうだったから、自分の子もこうなるはずだ!ということはまずありません。
乳児湿疹の治し方についても、それが言えると思います。
大事なのは、今、その子を間近で見ているママの注意力と判断です!(ママだけじゃなくて、周りの大人も!)
「食事にも気を付けて、様子を見るけど、その他のできる対策もやってみる」という感じで、乳児湿疹と向き合ってみてはどうでしょうか?
こちらの記事もあわせて読むと、きっと子育てに役に立ちます!
育児に役立つ記事のまとめページを作りました!
良かったら参考にしてくださいね!
→子育てって疑問がいっぱい!こんなことが気になりませんか?記事まとめ
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