景品などでクオカード(QUOカード)をもらったことがある方。
「これ、何?」って思いませんでした?
なんとなく金券っぽいけれど、どうやって使うの?
おつりは出るの?
どこの店で使えるの?
何が買えるの?反対に、買えないものはあるの?
結局お得なの?
などなど、初めてクオカードを手にする人にとっては、その正体は謎だらけ!
そこで、クオカードとは一体何か?
実際使ってみた感想を交えて、仕組みや得する使い方を説明していきます!
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クオカードとは何?
クオカードとは、プリペイドカードの一種です。
- 決まった金額を前払いすると、カードにその金額と同じ価値が出る
- お買い物の際に、カードを現金の代わりに使える(残高から支払える)
という特徴があります。
プリペイドカードは世の中いろいろあって、中にはあとから追加で入金できるものもありますが、クオカードの場合は使い切りです。
例えば1000円分のクオカードなら、
- 1回目の買い物→300円分使用(残高700円)
- 2回目の買い物→500円分使用(残高200円)
- 3回目の買い物→500円の買い物で200円分使用(残高0円、足りない300円は現金で支払い)
みたいな使い方になります。使い切ったクオカードは、そのまま処分します。
昭和生まれの方なら、テレフォンカードと同じようなしくみだとイメージすれば分かりやすいですね。
ちなみに、世の中に出回っているクオカードは次の8種類です。
300円券・500円券・700円券・1000円券・2000円券・3000円券・5000円券・10000円券
クオカードには、株式会社クオカードが発行する「QUOカード」と、株式会社ジェーシービーが発行する「JCB-QUOカード」があります。
発行会社が違うだけで、使える店舗や使い方に変わりはありません。
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クオカードが使えるお店はどこ?
初めてクオカードを手にした人は、「このカードは一体どこで使えるんだ?」と疑問に思いますよね?
実は、結構いろんなお店で使えます。
2017年9月現在で使えるお店をまとめてみると・・・
コンビニ |
【全店使用可】 セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクス・ポプラ・生活彩家・スリーエイト・くらしハウス 【一部店舗のみ使用可】 リーベンハウス |
ファミレス | ガスト・バーミヤン・夢庵・グラッチェガーデンズ・藍屋・魚屋路・ステーキガスト・デニーズ ※すべて全店使用可 |
ドラッグストア | マツモトキヨシ・ファミリードラッグ・中島ファミリー薬局・ミドリ薬品 ※上記のうち、一部店舗のみ使用可 |
書店 |
【全店使用可】 ジュンク堂書店・マルゼン&ジュンク堂書店・啓文堂書店・ブックファースト・有隣堂・メトロ書店・勝木書店・KaBoS・北国書林・きくざわ書店・啓林堂書店・よむよむ・川又書店・江崎書店・スーパーブックス・豊川堂・nido by Honey Bee Project・アバンティブックセンター・ヤマト屋書店・MEDIA PARK MIDORI・福岡金文堂・金明堂書店・よしのや本間・金龍堂・文真堂・金高堂・BOOKアマノ・ブックスキヨスク・ブックスタジオ・天一書房・BOOKSなかだ・精文館書店・吉見書店・ブックマルシェ・中村書店・PAPER WALL・ブックスふかだ・鎌倉文庫・本のがんこ堂・岩瀬書店 富久山店プラスゲオ・平惣 徳島店 【一部店舗のみ使用可】 丸善・紀伊國屋書店・三省堂書店・オリオン書房・大垣書店・戸田書店・リブロ・ブックエース・廣文館・明文堂書店・文教堂・キャップ書店・久美堂・アミーゴ書店・多田屋・うつのみや・ブックスなにわ・明屋書店・笠原書店・富士書房・木下書店・積文館・ブックセンタークエスト・文榮堂・東武ブックス ビーンズ・成田本店・ヒバリヤ書店・谷島屋・BOOK EXPRESS・本の森 セルバ・八重洲ブックセンター・蔦屋書店・TSUTAYA |
ガソリンスタンド | ENEOS・JA-SS ※両方とも一部店舗のみ使用可 |
音楽・映像 | HMV全店 |
おもちゃ屋 | 博品館(一部店舗のみ) |
ゴルフショップ | ゴルフプラザアクティブ |
ホテル・リゾート | 大江戸温泉物語 東京お台場店(2017年11月30日まで使用可)・サンルートプラザ東京 |
ショッピングセンター | あびこショッピングプラザ(イトーヨーカドーと一部店舗は除く) |
ホームセンター | ホームアシスト清水駒越店 |
大手コンビニとすかいらーく系ファミレス、全国の書店が使える主な場所です。
私のように地方の片田舎に住んでいても、どこかしら使える場所はあります。
反対に、紙の商品券と違って、百貨店やショッピングモール、スーパーではほとんど使えません。
クオカードで支払いができるお店には、下の画像のようなマークが貼ってあります。↓
入り口のドアに貼ってあるお店もあれば、レジ横にさりげなく貼ってあるお店もあります。
クオカードで支払いたいなぁ~と思ったときは、このマークを探してみてください。(店員さんに聞けば手っ取り早いんですけどね!)
クオカードで代金を支払う方法
クオカードで代金を支払うには、まずは次の2点を理解しておきます。
- 残高が足りない場合は、基本的に現金か別のクオカードで差額を支払うことになる。
→クレジットカードや電子マネーでは差額を支払えないお店もある。クオカードは同時に複数枚使える。 - 指定した金額分だけクオカードから支払うこともできるが、お店によって対応していない場合もある。
→店員さんが全額決済の方法しか知らない場合もある。
レジでトラブルにならないように、前もってこの2つは覚えておいてください!
では、実際にクオカードで支払う時の流れです。↓
- レジの人に「クオカード使えますか?」と聞く(念のため)
- クオカードをレジの人に渡す
- レジの人が専用の機械にピッと通して決済
- クオカードを返してもらう(この時残高不足ならその分を支払う)
- 商品を受け取る
これだけ!簡単です。
残高はクオカード自体には記載されず、レシートに記載されます。
クオカードにはテレフォンカードの度数みたいに穴があけられ、あと何円分残っているのかざっくり分かるようになっています。
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クオカードでは買えない商品もある
コンビニで使えるとなると、かなりいろんな商品がクオカードで買えそうな気がしますが、中には買えない商品もあります。
- 公共料金や通販の収納代行サービス
- 各種チケットや前売り券
- 切手、はがき、印紙
- iTunesカードなどのプリペイドカード
- 地区指定のゴミ袋、ゴミ処理券
- コピー、プリント、FAX、スキャン
- たばこ
- totoやBIGなどのクジ
- 電子マネーへのチャージ
このようなサービスにクオカードを使うことはできません。
偽造のクオカードで金目のモノを買って、転売されるのを防ぐためです。
良識のある人なら、清く正しく美しくクオカードを使いましょう。
コンビニを例に出すなら、食べ物や飲み物、日用品、雑誌や新聞などはクオカードを使って支払いができます!
コンビニのヘビーユーザーさんなら、かなり使えるカードですね。
また、先ほど紹介した「全国の使える店舗リスト」で当てはまるお店に出向いたなら、ガソリンや食事、CDやDVDなどの支払いにも使えます。
クオカードは自分で購入することもできる
※実際に買ってみました↑
景品でもらうイメージの強いクオカードですが、自分で購入することもできます。
購入方法は、次の3パターンです。
- クオカード発行会社の公式サイトからネット注文
- クオカード発行会社にFAX注文
- 全国の取り扱い店舗(コンビニなど)で直接買う
お分かりの通り、一番手っ取り早いのが3番です。
「全国の取り扱い店舗=クオカードが使えるお店」という認識で大丈夫ですが、中には購入できないお店もあります。
大手コンビニ(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクス・ポプラ・生活彩家・スリーエイト・くらしハウス)が一番確実に買えます。
さて、わざわざクオカードを自分で買うってどんな状況!?と思うかもしれませんね。
実はクオカードには「おまけ付き」の種類があり、それを買うことでお得になるのです。
おまけ付きのクオカードとは、
- コンビニで販売している5000円券と10000円券
- HMVで販売している5000円券と10000円券
- 一部書店で販売している10000円券
です。
これらのクオカードは、5000円券なら5070円分使えるカードが買えます。支払う金額は5000円です。
10000円券なら、10180円分使えるカードが買えます。支払う金額は10000円です。
私も実際に近所のコンビニで5000円券を買ってみました。
5000円と交換したら5070円になるという、不思議な体験です。1.4%得しました。(10000円券なら1.8%のお得!)
今のご時世、銀行の普通預金の金利が0.001%です。現金とクオカードを交換すると、単純計算ですが金利が普通預金の100倍になります。
さらに、購入したクオカードを使ってコンビニでお買い物するときには、TポイントやPontaポイント、楽天ポイントも溜まります。(支払う前にポイントカードを提示してくださいね!)
コンビニで毎日お昼ご飯を買う人なんかは、チリも積もればかなりお得になります。
こんな風に、ちょっとした裏ワザ的な使い方をするために、自分でクオカードを購入する場合もあります。
その他に、自分でクオカードを購入するケースとしては、やはり「景品」です。子供会の景品などに300円券や500円券を買って渡すのもいいかもしれませんね。
まとめ
「クオカードとはいったい何か!?」
この疑問を晴らすために、情報をまとめてきました。
今一度おさらいしてみましょう。
- クオカードはプリペイドカードの一種。上限金額に達するまでお買い物の代金支払いに充てることができる。
- 大手コンビニやすかいらーく系列のファミレス、全国の書店など、約57000店舗で使うことができる。
- レジでクオカードを出すだけでOK!一度に複数枚使える。残高が足りない場合は差額を現金で支払う。
- 偽造による不正利用を防ぐため、チケットや切手などの換金性の高いものは買えない。
- 自分で購入するなら、コンビニに売っている5000円券(5070円まで使えるおまけ付き)・10000円券(10180円まで使えるおまけ付き)がお得!
- 支払えるアイテムの範囲が広いので、景品にも喜ばれる!
「なんとなく金券っぽいもの」というイメージから、「賢く使えばお得なカード」というイメージに変わりましたね!
しっかり仕組みを理解すれば、生活を豊かにできるアイテムが世の中まだまだありそうです。
暮らしに役立つ知恵は、ないよりあった方がいい!
クオカードの正体や使い方を通して、学びを得たのでした。
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