領収書の書き方って、ちょっと暗黙の了解みたいなところがあって、正しい書き方を知らない人が実は多いのではないでしょうか?
特に、手書きで領収書を書く場合、気を付けなければいけないポイントがいくつかあります!
お金の管理にかかわることなので、トラブルを防ぐためにも押さえておきたいですね!
分かりやすくまとめてみました!
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ポイントその1.日付
領収書を書くときには、日付を必ず記載します!
「お金の受け渡しがあった月日」を書くのが原則です。
平成〇年
20××年
という、元号、または西暦もきちんと書きましょう!
たまーーーに、お金の受け渡しがあった日ではなく、別の日を指定して日付を書いてほしいと依頼される場合があります。
この場合、実際にお金を受け取っていれば別の日付でも領収書は有効です。
しかし、日付を別の日にすることで相手が税金逃れをした場合、脱税を手伝ったとして刑罰を受ける可能性があるので注意が必要です!!
ポイントその2.相手の名前(宛名)
相手の名前は正式名称を書きましょう!
「上様」という書き方も広く知られていますね。
しかし、「上様」の宛名は、税金の処理でちょっとしたトラブルになる場合があるので、正式名称を書いた方がいいです!
「上様」のトラブルについては、こちらの記事でもっと詳しく説明しています!
→領収書の書き方のナゾ!宛名の「上様」はアリかナシか!?
会社名を書くときに注意したいこと!
- 株式会社のことを(株)と略すのはやめましょう。
- 「株式会社○○」なのか「○○株式会社」なのかを正確に書きましょう!間違えると、別の会社になってしまう場合があります。
- 誤字がないようにしましょう!領収書が無効になる場合があります。
宛名についてまとめると、相手に名刺など正式名称が書いてあるものを見せてもらって、それの通りに書くのが一番安全ですね!
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ポイントその3.金額の書き方
おそらく、よっぽどのうっかりさんでなければ、書き忘れることはないであろう領収書の金額。
しかし、書き方が間違っているとトラブルのもとになります!
正しい金額の書き方はこちら。
¥○○,○○○-
¥○○,○○○※
金○○,○○○也
というように、記号で数字をはさんで、カンマで3ケタごとに区切ります。
そうすることで、後で金額の改ざんができないような書き方になります。
曲がった~ことは大嫌い~♪
不正は、ダメ、絶対!!
ポイントその4.但し書き
金額を書く欄の下にある部分です。
ここには、何にお金を払ったのか?を分かるように書きます。
例えば、書籍代、文房具代、お食事代、衣装代、お花代・・・などなど。
いろんな商品をお買い物した場合は、相手に確認をとりながら、「代表する品物+等」という書き方にするのがベターです。例)文房具代等
「お品代」という書き方は、あまり良くありません。
何にお金を使ったのかが曖昧であり、税金の調査で突っ込まれる可能性があるからです!
金額とともに、何に使ったのか?は経費の処理をするのに重要な部分なのですね。
但し書きは、正しくね!!
あぁ、言ってしまった・・・。
ポイントその5.発行者の情報
領収書の宛名をきっちり正式名称で書くのであれば、領収書を発行するこちら側の情報も、きっちり書いて渡す必要があります。
普段のお買い物のレシートを見ると、お店の情報が書いてあるの同じです。
発行者の名前(会社名)と住所を書きましょう!
会社によっては名称や住所を書いた後、さらに、決まった印鑑を押すところもありますね!
あれは、偽造防止のための印鑑です。
法律上は、発行者の印鑑がなくても領収書は有効になります。
でも、なんとなく、印鑑が押してあった方が、より「証拠」という感じがしますね。
ポイントその6.内訳を忘れずに!!
領収書のメインの金額を書き終えると、なんとなくほっとして、見落としてしまいがちな「内訳」
しかし、内訳を書かないと場合によっては損をするケースがあります!
どういうこと!?
気になる内容はこちらの記事で詳しく説明しているので、確認してみて下さいね。
→領収書の書き方 内訳を書き忘れると損をするかも!?
本体価格と消費税額、ちゃんと分けて内訳欄に書いておきましょう!
ポイントその7.収入印紙
5万円以上の金額の領収書には、収入印紙を貼ることが法律で定められています。
収入印紙にはいくつか種類があり、受け取った金額に応じて使う収入印紙が変わります。
例えば、領収書の金額が5万円以上、100万円以下では、200円の収入印紙を貼り付けます。
この収入印紙。
貼り忘れると、なんと「脱税」となってしまい、後で印紙税額の3倍の支払いをしなければならないので注意したいところですね!
よしっ!忘れずに貼ったぞ!これで完璧!!
と、単純な私なら思い込んでしまいますが、ここでもう一つ忘れてはならないポイントが!
消印をすることです!!
収入印紙がはがされて、再利用されるのを防ぐために消印をしましょう。
認印でOKです。
ここで初めて、印紙税が納められたということになります。
収入印紙を何枚か貼り付ける場合は、一枚ずつ、全部に消印してくださいね。
クレジットカード払いの場合に注意したいこと!
クレジットカードで決済をしたお買い物の領収書を書くときには、さらに注意したいポイントがあります。
クレジットカード決済の領収書は、例え5万円以上の金額であっても、収入印紙を貼る必要はありません!
収入印紙(=印紙税)は、現金の受け渡しをした場合にのみかかってくる税金だからです。
ただし!!
但し書きの部分にはっきりと「クレジットカードにてお支払い」というように、書いておきましょう!
クレジットカード決済の記載がないと、現金決済との見分けがつかなくなります。
その状態で、収入印紙を貼っていなければ、めでたく脱税認定に!!笑
笑い事ではありませんね。
クレジットカードでのお支払いで領収書を書く場面には、あまり出くわさないと思いますが、もしもの時のために覚えておきたいポイントですね!
まとめ
意外と教えてもらえない、正しい領収書の書き方について解説してきました!
最後にもう一度、ポイントをまとめてみます。
- ①日付を必ず書く(年号、または西暦も)
- ②相手の名前は正式名称で書く
- ③金額は、改ざんができないような書き方をする
- ④但し書きは品名を詳しく書く
- ⑤発行者の名前と住所を書く
- ⑥本体価格と消費税の内訳を書く
- ⑦5万円以上は収入印紙を貼る(ただし、クレジットカード決済の場合は貼らなくてもよい)
領収書は、渡した相手の経費にかかわることです。
迷惑がかからないように、きちんと書き方をマスターしておきたいですね!
働く大人は日々、いろんな学びが必要です!
いろんな疑問をめんどくさい・・・ととらえるか、面白い!ととらえるかで頭の中の引き出しの数は違ってくるかもしれません。
あなたはどちらがいいと思いますか?
こちらの記事もあわせて読むと知識が増えて、まわりから頼りにされるかもしれません!
→領収書の書き方 内訳を書き忘れると損をするかも!?
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