気温の変化が激しいと、風邪ひきさんが増えてきますね。
風邪の辛い症状に悩まされ調子が出ない…。できることなら悪化させずに早く治したいものです。
最近小耳にはさんだのですが、なんと風邪をひいたときにはお肉を食べるといいのだとか!?えっ!?ヘビー過ぎない??普通お粥とかでしょ!
しかし、「常識」とは変化するものと考える私にとっては、それが本当かどうか調べるしかないじゃないか!
というわけで、風邪ひきさんの食事にお肉がいい理由を探ってみました。
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風邪はどんな仕組みで治っていくのか?
まず風邪をひくところから、治るところまでのメカニズムを説明しましょう。
この仕組みを頭の中に入れておくと、お肉がどんな風に風邪ひきさんに良いのかが理解できます!
外から体内に入ってきた風邪のウィルスが鼻や喉の粘膜にくっつく。
↓
そのウィルスが喉の奥の細胞に入り込み、増殖する。
↓
体はウィルスを外に押し出そうと、免疫の防御反応が起こる。(発熱や咳、鼻水などの症状)
↓
体内で増殖してしまったウィルスを血液中の白血球がやっつける。その時に発熱することで、免疫物質がより活発になりウィルスを撃退してくれる。
この流れが風邪をひいてから治るまでのメカニズムです。
赤字にした部分が今回のキモ。免疫物質を活発にすることと、お肉を食べることが繋がります。
それでは、より詳しく見ていきましょう!
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風邪とお肉との関係性
前の章で分かったとおり、風邪を引いた時は免疫力を高めて、ウィルスに対抗する抵抗力をつけることが大事です。
その手助けをしてくれるのが、なんと鶏肉!
鶏肉には弱った喉の粘膜を強くしてくれるビタミンAがたくさん含まれています。なんと豚肉の7倍もなんです。
このビタミンAが健康な粘膜に導いて、風邪に対抗してくれるのです。
さらに鶏肉には、良質なタンパク質がふんだんに含まれています。
このタンパク質、体温を上げて免疫細胞を活性化してくれるので、風邪のウィルスを撃退してくれるのです!!
そんな鶏肉のありがたい恩恵を最大限受けるためには、油を組み合わせて調理するとさらにパワーアップ。ビタミンAは油との相性が良く、油と一緒に摂取すると吸収しやすくなります。
なので風邪でも食欲があるのであれば、唐揚げがオススメ。重いのがちょっと気になるのなら、鶏のササミカツが食べやすいですよ。
(注:あくまで、軽い風邪で食欲がある場合!胃腸風邪など、明らかに消化器系がやられている場合はやめてください!)
同じく良質なタンパク質とビタミンAを豊富に含む卵も食事に加えると、さらに効果的です。体の温まる卵スープを添えるといいですね。鶏様さまさまです。
そういえば昔同僚が、風邪の治りかけの度に「肉が食いてぇ~・・・」と言っていたのを思い出しました。
本能的に身体が求めているということか、風邪の時のお肉。
「お肉は消化が悪い」がくつがえされている!?
お肉って消化に悪そうなイメージがありますよね。
風邪をひいた際に、お医者さんや薬剤師さんに相談してみても、「おかゆとか温かいうどんとか、消化のいいものを食べて休んでくださいね~」って言われるし。
しかし最近は、実はお米や野菜より、お肉のほうが消化が早いという説もあります。興味深いのは、今から紹介する実験。↓
過食で嘔吐癖のある患者さんに協力してもらい、食事を食べた後30分後に吐いてもらうと、炭水化物や野菜は形が残っていたのに対し、お肉は嘔吐物の中には見当たらなかったとのこと!
そして、お肉や魚などタンパク質のものだけを食べてもらい、同じような実験をしたところ、その患者さんたちは吐けなかったそうです。
胃の中に何もなくて、戻すにも戻せなかった・・・ということ。
お肉は消化が悪い・・・というイメージ、ちょっとくつがえりませんか?
まとめ
いかがでしたか?風邪にはお肉!という発想はなかなか浮かびませんよね。
しかし、風邪を撃退する免疫力に欠かせないのが、お肉に含まれるタンパク質。風邪の時こそ、お肉であるといえます。
効率良く栄養を摂って、風邪のウィルスを吹き飛ばしてしまいましょう!
また、いつもの食生活でお肉は高カロリーだからと控える人もいますが、抵抗力や免疫力が弱まって風邪を引きやすいのでは困りますよね。
※ダイエットに向いている食事のとり方は、こちらの記事を参考にしてみてください。↓
→GI値を下げるには食品の組み合わせがカギ!食べ方ひとつで健康に!
普段からお肉を積極的に摂ることで、風邪を引きにくい元から強い体を作ることもとっても大事です!!(ただし、偏った食事ではなく、あくまでバランスが重要!)
こちらの記事もあわせて読むと役に立ちますよ↓
→しんどい思いはもうこりごり!病気になりにくい身体をつくる!今すぐできる習慣まとめ
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