多くの人を悩ませる花粉症。
その症状のイメージは、
くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどが一般的です。
しかし、なんと中には「湿疹」ができる人もいるのです。
しかも、花粉に接触する顔や手ならまだしも、
直接触れない「お腹」にまで湿疹ができることも!
それってなぜだと思いませんか?
花粉がどうやって湿疹に繋がるのか?しかもお腹に!
そして、不快な湿疹の対処法はないものか!?
突然発症することもあるこの症状について、
知っておいて損はないですよ!
花粉が原因でお腹に湿疹ができる2つの理由
顔周りや手と違って、
外気に直接触れる機会の少ないお腹。
それなのに、
なぜ花粉の季節になると湿疹ができてしまうのでしょう?
その大きな理由は2つあります。
- 花粉を「吸い込んだ」から
- 季節の変わり目で肌バリアが弱くなったから
それぞれ詳しく説明していきますね。
スポンサーリンク
花粉を吸い込んだからお腹に湿疹が出る!
吸い込んだ花粉が体内でアレルギー反応を起こし、
湿疹として出る場合があります。
この場合は、
正確には「じんましん」です。
体内から出るブツブツなので、
顔や手足に限らず現れます。
特に皮膚の薄い部分に現れやすくなるので、
お腹にブツブツができてしまうということなのです。
花粉が多い時には、
まるで空にもやがかかったような状態になりますよね。
(少なくともスギ山のふもとで暮らす私の周囲はそんな感じ・・・)
そんな中、外に出ていると、
気づかないうちに鼻や口から花粉が身体の中に侵入します。
より気密性の高いマスクでガードした方がよさそうですね。
季節の変わり目で肌バリアが弱くなったからとは?
冬から春に変わるこの時期は、
肌が乾燥しやすい時期ともいえます。
日頃の生活を思い起こしてみれば、
朝晩は寒いから暖房をつけて・・・(←この時点で空気が乾燥!)
春特有の南風にさらされて・・・(←結構乾いた風ですよね)
でも夏ほど汗をかかないから水分補給も控えめ・・・
自然と肌が乾燥する要素がいっぱいですね。
肌の乾燥は肌バリアの低下につながります。
そして、そんな弱った肌に「異物」である花粉が付着すると、
肌が炎症を起こして湿疹となるのです。
もともと乾燥肌だったり、
アトピー性皮膚炎を患っている人は、
症状が重くなる傾向があります。
さて、ここで「お腹の湿疹」に再び注目してみましょう。
花粉はいつどこで「お腹」の皮膚にくっつくのか?
答えは簡単です。洗濯物!
肌着を外に干していた場合は、
花粉がくっついてきます。
着ることで乾燥したお腹の皮膚と花粉が触れると、
湿疹となるケースがあります。
スポンサーリンク
湿疹の不快な症状を切り抜けるにはどうする!?
見た目は赤くてブツブツ、カサカサ、
痛痒くて仕事や勉強に集中できない・・・。
湿疹の不快な症状には、
どのように対処していったらいいのか?
その手順をまとめてみました。
①まずは皮膚科に行って!
実は湿疹の原因には様々なものがあります。
じんましんの場合も同じです。
花粉が飛ぶ時期に湿疹が出たのであれば、
それが原因である「可能性」は高いです。
しかし、花粉のせいだ~と思っていて、
実は他に原因がある場合もあります。
(余談:私のように、飲み過ぎで肝臓が弱った結果、
お腹に湿疹ができたというケースもある!)
さらに、
花粉を吸い込んだことによるじんましんと、
花粉が肌に付着したことによる湿疹とでは、
治療方法に違いがあります。
湿疹は外側から塗り薬を塗って治療しますが、
じんましんの場合は内服薬です。
(塗り薬は効きません)
- 花粉症の湿疹なのか、はたまたほかに原因がある湿疹なのか?
- 適切な処置はどのようなものか?
このようなことは、
あーだこーだ自分で考えるよりも、
専門医である皮膚科に相談するのが一番です。
まずは受診してから、
ホームケアに力を入れていきましょう!
②湿疹を自分でケアするための5か条!
湿疹はすぐに治まるものではありません。
改善には最低でも1週間くらいかかります。
その間は自分でケアすることになりますが、
気を付けなければならない5つの項目があります。
その1.保湿をしっかりおこなう
皮膚の乾燥は肌バリアが低下している状態。
これを放っておくと、新たなトラブルを招きます。
今現在湿疹ができているようであれば、
すでに肌バリアが弱っているということなので、
いつも以上に保湿をしっかりおこなう必要があります。
乳液タイプのサラッとした保湿剤の方が、
肌に負担がかかりませんよ。
お腹など、
皮膚の薄いトコロは特に念入りに!
その2・花粉をシャットアウト!
- 洗濯物は部屋干しする
- 花粉が引っ掛かりそうなウールなどの服を着ない
- 外出の際はマスクを付ける
- 外出から帰ってきたらシャワーを浴びる
このように、
「花粉になるべく触れない、
触れたとしても最小限の時間にする」
という生活をしていきます。
湿疹が出ている期間のみならず、
花粉が飛ぶ季節の間は続けましょう!
その3・洗いすぎに注意!
湿疹が出ている肌に摩擦はNGです!
お風呂で身体を洗う際、
シャリシャリする目の粗いタオルを使うのはやめましょう。
CMで流れている泡洗顔のように、
たっぷりの泡でなでるように洗っていきます。
(タオルではなく、手を使って!)
そして、洗ったら即効で流す!
ボディーソープなどの洗剤の刺激も、
湿疹にとってはいいものではありません。
ささっと洗って、ささっと流す。
これ、重要です。
ちなみにこの洗い方は、
子育て経験のある筆者が思うに、
赤ちゃんの肌を洗うときと同じです。
湿疹が出ている肌というのは、
それくらい敏感になっているんですね。
その4.かゆい時は冷やす!
湿疹の一番つらい症状と言えば、
あの何とも言えないかゆみですよね。
ムズムズするけど、
掻くと痛痒くなるあの感じ。
でも掻きたい!
そんな葛藤に襲われたら、
清潔なタオルを冷水で濡らして湿疹に当てましょう。
爪で掻くと雑菌が入って、
さらに湿疹がひどくなる場合があります。
その5.食事や睡眠の質を上げる
肌バリアを強くして湿疹を繰り返さないためには、
食事や睡眠の質を上げることが大切です。
バランスのいい食事と十分な睡眠は、
身体のトラブルを遠ざける「基礎力」を付けてくれます。
「そういえば、最近まともなもの食べてないな・・・」
「十分寝てないな・・・」
と感じた方は、
いろいろな食材を食べられる定食スタイルの食事に変え、
睡眠も十分にとるようにしてみましょう。
身体の「基礎力(修復力)」が上がって、
湿疹の治りが早くなりますよ。
質のいい食事については、
こちらの記事も参考にしてくださいね。
>>花粉症も肌荒れも食べ物で対策すればマジで良くなる!
まとめ
花粉症の症状は、
鼻水・くしゃみ・目のかゆみだけにとどまらず、
湿疹が出る場合もあります。
その場所は顔や手が多いですが、
中には皮膚が薄いお腹にできる人も!
出来てしまった場合は、
今回ご紹介したように受診とホームケアで対処します。
そして、再び繰り返さないために!
(繰り返したとしても軽くで済むように!)
身体のトラブルを遠ざける「基礎力」を上げる生活をしていきましょう。
花粉症についてはこちらの記事も役に立ちますよ!
この記事へのコメントはありません。