冬にインフルエンザが流行るのと同じく、夏にも流行する病気があります!
いわゆる「夏風邪」
特に、子供の間で流行する夏風邪には、症状に特徴のあるものが多いです。
よくある幼児の夏風邪の症状ってどんなの?
その症状にはどう対処すればいい?
子供を看病する家族が、実際にできることをまとめてみました。
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高熱が出た!!
夏風邪にかかると高熱が出るケースが多くあります!
- アデノウイルスに感染したことによるプール熱
- エンテロウイルスに感染したことによるヘルパンギーナ
によくある症状です。
この高熱、いきなり出ます!
数時間前までいつも通りに過ごしていたのに、急に機嫌が悪くなってきたり、明らかに熱が出ている顔色(頬が真っ赤)になったりします。
こうなったらもしや夏風邪・・・?のサインです。
38℃以上の高熱が2日から5日ほど続きます。
看病している方にとっては気が気じゃありませんね!
この高熱は、身体がウイルスと戦い終えるまで続きます。
なので、汗をかいたからといって下がるものではありません!
ちなみに、うちの息子は39℃~40℃の行ったり来たりを3日間繰り返しました。
正直、このままどうにかなったらどうしよう・・・と本当に恐怖でした!
こんな場合、まず小児科を受診して、家庭ではお医者さんの指示に従ったケアを行ないます。
こまめな水分補給と、必要に応じて解熱剤を使うのが一般的です。
解熱剤は特効薬にあらず!!
高熱が続くと、解熱剤が処方されることがあります。
しかしこの解熱剤。夏風邪を「治す」薬ではありません!
あくまで、つらい熱の症状を一時的に和らげるためのもの。
熱はウイルスが死滅するまでしっかり出続けるので、解熱剤で一時的に熱が下がったとしても、またぶり返します。
なので、解熱剤を頻繁に使うことは、かえって夏風邪を長引かせる元になることも!
解熱剤を使う際は、時間の間隔や、決められた体温をしっかり守りましょうね。
お医者さんからは、「高熱が出ていても、割と遊べているようならば使わなくてもいいですよ」と言われることが多いと思います。
ちなみに、解熱剤でどれくらい熱が下がるかというと、1℃くらい!(看護師さんに聞いた!)
なので、うちの子供は40℃の時に使用しても、39℃までしか下がりませんでした!
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のどが痛い!!
のどの痛みも、夏風邪によくある症状です。
ヘルパンギーナや、プール熱にかかったときに現れます。
特にヘルパンギーナは、つばを飲み込んでも痛いくらいです。
(ヘルパンギーナの喉の痛みについては別の記事で詳しく書いています。→喉が超痛いヘルパンギーナはどうやったら乗り切れる!?)
赤ちゃんの場合は「のどが痛い」なんて言えませんから、よだれが増えて不機嫌になったり、飲み物を飲むのを嫌がったりすることで、気が付く大人が多いようです。
ちなみにうちの子供は3歳のときに、ヘルパンギーナにかかりました。
食事中にミニトマトを食べて、「おくちがいたい」と言いだしたので気が付きました!
お家でできるケアとしては、酸っぱいもの、塩辛いもの、熱いものはのどの痛みを増してしまうので控えます。
ゼリー、プリン、そうめん、豆腐など、つるっとしていてのどに負担がかからないものをお子さんが欲しがるだけ食べさせます。
「欲しがるだけ」と書きましたが、経験上、そんなに食べません。
夏なので、脱水症状にならないように、水分はこまめに摂らせます。
うちの子供は、ア〇エリアスよりも、ポ〇リスウェットのほうが酸味が少なくて飲みやすいようでした。
赤ちゃんの場合は、赤ちゃん用のイオン飲料をあげましょう。
ブツブツが出た!!
夏風邪にかかると、身体に発疹が出るお子さんも少なくありません。
分かりやすいのが手足口病。
その名の通り、手のひら、足の裏、口の中に中心が白い米粒大のブツブツが出ます。(他の部分に出ることもあります)
夏風邪のウイルスは200種類くらいあると言われており(!)他の時期の風邪に比べて、発疹の症状を引き起こすものが多いようです。
時期的に「あせも?」と思われる場合もあるかもしれませんが、発疹の出る病気の中には重症になるものもあります!
自己判断はせずに、まずは受診して、夏風邪なのか、はたまた違う病気なのか、はっきりさせましょう!
夏風邪の発疹の場合、かゆみがあるのであれば、塗り薬を処方してもらえます。
しかし、基本的には特に何もせず、発疹が消えるのを待つことが多いです。
3日~4日でだんだん消えていきます。
夏風邪の症状まとめ
お子さんがかかる、夏風邪の代表的な症状をご紹介しました。
- 高熱
- のどの痛み
- 発疹
このような症状と、2日~1週間ほど戦うことになります。
特効薬はなく、こまめに水分補給をしたり、食べられるものを少しずつ食べたりして、回復するのを待ちます。
看病する側はお子さんの様子をよく見て、臨機応変に対応しましょう!
夜間診療や休日診療を利用するもよし。
急に症状が出て、どうしたらいいか迷ったときは、小児救急電話相談(#8000)に相談してみてもいいと思います。
対症療法が基本になるので、それぞれの症状に合ったケアで、夏風邪を乗り切りたいですね!
こちらの記事もあわせて読むと役に立ちます。↓
→しんどい思いはもうこりごり!病気になりにくい身体をつくる!今すぐできる習慣まとめ
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