土用の日に土いじりをしてはいけない・・・!
昔からのこの言い伝え。
たぶん迷信なんでしょうけど、なんだか気になる・・・!
なぜ土用の日に土いじりはダメなのか!?
というか、そもそも土用の日って何なのか!?
将来子供に聞かれても、さらっと答えられるようにしておきたい私!
早速調べてまとめてみました!
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土いじりは神様が迷惑!?
土用の日に土いじりをするのが良くないとされている理由。
それは、一言でいうと「土の神様が迷惑するから」のようです。
そんな土の神様とは「土公神(どこうじん)」のこと。(「どこうさま」と呼ぶ地域もあるようですね。)土公神は、もともと中国から伝わった神様です。
この神様は、時期によって、いる場所が変わるという特徴を持っています。
そんなちょっと気ままな土公神は、土用の期間は土に潜っています。
そのため、その期間に土を掘り起こすと土公神を怒らせてしまい、良くないことがあると言われているのです!
「せっかく土の中で穏やかにしてたのに、掘り起こすんじゃないよ!!」
気持ちを代弁すると、こんな感じでしょうか?
休みの日に家でのんびりしていたら、仕事の電話がかかってきてガッカリした・・・。
私たちの生活に例えると、こんな感じなのかな?確かにイヤかもしれない・・・。
土公神に人間味を感じて、ちょっと親近感がわいたところで、お次は、土用の期間って何?いつ?という疑問に迫ってみましょう!
「土用の日」とはこの期間のこと!
前日はしゃいで飲み過ぎて、次の日の朝にグロッキーになっているのは「土曜」ですが、「土用の日」はこれとは違います。
土用の日と呼ばれる期間は意外に長く、立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間のことを指します。
今年2018年で言うと、
春の土用→4月17日~5月4日
夏の土用→7月20日~8月6日
秋の土用→10月20日~11月6日
冬の土用→1月17日~2月3日
の期間です。
鯉のぼりの吹き流しのルーツにもなっている、この世のすべてを表す「陰陽五行説」を季節に当てはめたことにより、土用の期間は決まっています。
春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」、そして、それぞれの季節の変わり目が「土」というわけです。
「土用の日」の18日間は土いじりをしてはいけない・・・!
このあたりを信じるかどうかは個人の問題です。
この世に私というズボラを誕生させた、キク農家のうちの両親は「そんなの関係ねぇ~!!」状態です。年中土を掘り返していますが、元気ハツラツ!!
でも、気になる人は気になりますよね!
できれば土用の期間は土に触りたくないけど、18日間も触らないとなると支障がでるかも・・・
そんなご心配を抱えるあなた!大丈夫です。(TVショッピングみたいになってきたな・・・)土用の期間中でも、土を心置きなく触れる「間日(まび)」という日があります!
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「間日(まび)」に土いじりができる理由
土用の期間中でも、土を触っても大丈夫とされている「間日」。
その理由は、「土公神が天上界の宴に招かれて留守にしている日だから」だそうです。
宴を楽しんでいるので、下界で人間が土いじりをしていても目をつぶってくれるのだとか!
お酒好きな私としてはこの感じ、よ~く分かります。ほろ酔いで上機嫌な時って、いつもより心が広くなるってもんです。のんべえあるある!
うーむ、ますます人間味あふれる土公神ですね。笑
ちなみに2018年の間日は次の通りになっています。
土用の期間中の間日
春(巳・午・酉の日)
4/19・20・23 5/1・2
夏(卯・辰・申の日)
7/22・23・27 8/3・4
秋(未・酉・亥の日)
10/20・22・30 11/1・3
冬(寅・卯・巳の日)
1/22・23・25 2/3
どうしても気になっちゃって・・・!という方は、この間日を上手く使って土仕事をしましょうね。
まとめ
土用の日に土いじりをしてはいけない理由。
神様の都合だから・・・と言い伝えられている裏側には
「季節の変わり目は体調を崩しやすいから、土いじり(=農作業)のような大仕事は控えよう」
という、昔の人の教えが隠されています。
神様が土にいるんだから仕方がない。休もう!なんとも働き者の日本人らしい発想ですね!
バリバリ働けるのは健康あってこそ!バランスって本当に大事なんだな~と、土用の日の土いじりについて調べることで、実感したのでありました。
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