妊娠中に、甘いものが食べたい衝動に襲われたことはありませんか?
我慢すると、ストレスになるし、まあいっか!とついついお菓子に手が伸びてしまう・・・というママは少なくないはずです。
しかし!欲望のおもむくままに食べていてはあとあと大変なことになるかも!?
甘いものが赤ちゃんやママの身体に与える影響を知ったら、食べたい衝動と上手に付き合えるようになるはずです!
2児ママの筆者、ささえみが試した「お菓子の代わりに食べるといいオススメの食材」もご紹介します!!
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なぜ甘いものが食べたくなるの?
妊娠中に甘いものが食べたくなるのには、何か理由があるのでしょうか!?
妊娠前は甘いものが苦手だった人も、妊娠するとなぜか甘いものが無性に欲しくなったりします。
それには、次のような理由があります!
- ホルモンバランスの変化によって味覚が変わった
- ママの身体の中の代謝の変化
どういうことか詳しく説明しますね!
ホルモンバランスの変化によって味覚が変わった
妊娠の状態を維持するには、黄体ホルモンというホルモンが欠かせません。
このホルモンは、妊娠初期にママの身体の中で急激に増えはじめ、妊娠後期になると一定の濃度に落ち着きます。
黄体ホルモンは、味覚に影響を与えます。
それまで好きだった味が、急にダメになったり、反対に苦手な味のものを食べたくなったり・・・。
薄い味を感じにくくなるので、甘いものを食べたくなるママが多くなるようです。
塩辛いものも同じく・・・。
この辺は個人差がありますね!
ママの身体の中の代謝の変化
特に、妊娠後期に起きやすいことです。
妊娠8ヶ月頃になると、赤ちゃんの成長をスピードアップさせるために、ママの身体の中のブドウ糖がどんどん赤ちゃんに送られるようになります!
糖の代謝が変化するわけです。
今までママのエネルギーとして使われていたブドウ糖が、赤ちゃんのほうへ行ってしまうので、ママはそれを補おうとして自然と甘いものが食べたくなってしまいます!
甘いものが食べたくなるのは、ある意味仕方がないことですね。
しかし、砂糖や脂質がたっぷりの、お菓子やジュースが簡単に手に入るようになってしまった今!
ついついそういうものに頼っていると、大変なことになりかねないかも・・・!?
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コワい砂糖の害と赤ちゃんへの影響・・・!!
ここからは甘いものの食べ過ぎ、つまり「砂糖の摂りすぎ」が招く身体への影響について、解説していきます。
妊婦さんが砂糖たっぷりの、甘いものを食べ続けるとどうなるでしょう?
もちろん、太ります。そりゃそうです。
それ以外にも、こんな病気になる可能性があります!!
妊娠糖尿病
その名の通り、妊娠中の食べ物や生活が原因でかかってしまう糖尿病です。
ママには
- 高血圧症候群
- 羊水量の異常
- 体重が増えることによる難産
赤ちゃんには
- 流産
- 巨大児
- 心臓の肥大
- 最悪の場合死亡
など、さまざまなリスクをともなう病気です!!
母子手帳にも、妊娠糖尿病を予防するために「甘いお菓子やジュースは控えるように」と書かれていますね!
低血糖症
分かりやすく言い換えると「砂糖中毒」です。
甘いものを食べ続けることで、血糖値のコントロールができなくなり、疲れやすくなったり、感情の起伏が激しくなったりします。この状態を「低血糖」と言います。
とくに、甘いお菓子に含まれている「白砂糖」が、この病気を引き起こす原因になっています。
白砂糖が身体に入ると、血糖値が急激に上昇します。
このとき人間は、満足感や、疲れがとれたような感覚になります。
ですが、血糖値は身体にとって一定に保たれているのがベストの状態なので、身体は上がった血糖値を下げようとホルモン(インシュリン)を出します。急激に上がったら、その分たくさん出します。
たくさんインシュリンが出ることで、今度は血糖値が急降下します。
すると人間は、疲れを感じたり、暗い気持ちになったりします。
すると、また糖分が欲しくなり、甘いものを食べてしまうのです。
これが繰り返されることにより、だんだん血糖値のアップダウンが激しくなりコントロールができなくなります。
甘いものを食べていないと落ち着かない・・・
すぐ疲れてしまう・・・
なんとなく気持ちが浮かない・・・
こんな状態になります。
低血糖は、うつ病やマタニティブルーにも関係していると言われています。
妊娠中だけでなく、産後も影響を及ぼす場合があります。
そして、何度も何度も糖分が運ばれた赤ちゃんの身体も、低血糖症になる可能性があります!
低血糖症は、感情のコントロールがきかなくなるため、俗にいう「キレやすい子供」になる可能性も高くなります!
このような病気のリスクがあることから、甘いものの食べ過ぎは、その時はママの満足になるかもしれませんが、だらだら続けてしまうのはいいこととは言えませんね!!
血糖値については、こちらの記事でもっと詳しく知ることができます。
でも、食べたい!!甘いもの!!
妊娠中の食欲というものは、もはや自分の意思を超えているときがありますよね。笑
何かにとりつかれたように・・・。
わかります!!!
私もそうだったから!!
でもコワい病気になるリスクがあるんだから、さすがに「妖怪のせい」とか言ってられないし・・・!
じゃあ、なるべくストレスを溜めることなく、甘いお菓子を控えるにはどうしたらいいのか!?
実際に私が試してよかった方法を、次の章でご紹介します!!
甘いものと上手に付き合う方法とは!?
妊婦さんが甘いものと上手に付き合っていくには、ポイントがあります!
それは・・・
- 自然の甘味をとるようにする
- 飲み物で満足感を!
- たまには息抜き
の3つです!詳しく説明しましょう!
自然の甘味をとるようにする
果物や野菜で甘味をとる方法です。
オススメはプルーンとさつまいも!!
プルーンはけっこう甘味が強いので、砂糖の入ったお菓子を食べているのと同じくらい満足感があります!
鉄分たっぷりなので貧血予防にも!!
サツマイモも腹持ちがいいし、「食べた!」という感じがします!!
私は生のものをふかしたり、干し芋を買ってきて食べたりしてました。
自然のもので甘味をとっていると、だんだん白砂糖の強烈な甘味がいらなくなってきます。
お通じも良くなるし!
ちなみに、「糖類ゼロ」と書いてある人工甘味料入りの食べ物は、口にしませんでした。
人工甘味料は安全性が微妙なので・・・。あくまで、自然の食べ物で!!
飲み物で満足感を!
甘いものが食べたくなったときには、ひとまずコップ一杯のお水を飲みました。
それから、温めた豆乳にすこーし、きび砂糖を入れて飲みました。
ちなみに、豆乳は添加物の入っていない無調整のものです。
そうすると、食欲が少しおさまります!
そのあと食べたとしても、ドカ食いは防ぐことができました!
水分をこまめにとることは、食べ過ぎを防ぐのに効果があります!
たまには息抜き
甘いものが食べたいのにずーっとガマンしていると、さすがにストレスが溜まりますよね!!
ストレスは、妊娠の最大の敵と言われています!
なので、たまには息抜きということで、私は甘いお菓子を食べていました。週に2回くらい。
通っていた産婦人科の助産師さんが
「甘いものはたまには食べてもいいけど、自分のこぶしの大きさからはみ出ない程度の量にしてね」
と言っていたので、それを意識しながら。お饅頭くらいならいけますよね!
好みがあると思いますが、洋菓子より和菓子のほうが腹持ちがいいです。
だんだん腹持ち重視の話になっていく・・・笑
昔と違って、甘いものがすぐそこにあるのが当たり前になってしまった今。
あるのに食べられない!!というストレスには、こんな感じで上手に付き合っていくときっと乗り越えられますよ!
まとめ
妊娠中はホルモンや代謝の影響で、甘いものが食べたくなるのにもかかわらず、食べ過ぎるとコワい病気のリスクがある!!ということが分かりましたね!
出産することはゴールではなく、むしろそこからがスタートなので、ママも赤ちゃんも健康には気を付けたいですね!
妊娠中は食欲との戦いですが、甘いものはほどほどに、でもストレスを溜めないように、自分なりの食べるリズムを付けて乗り切りましょう!!
ちなみに、産後は体調が崩れやすくなるので、こちらの記事の食生活を参考にしてみて下さい!
産後の食生活を正したことで、花粉症や肌荒れがよくなった体験が書かれています。
<追記>
こちらの記事もあわせて読むと、きっと役にたちますよ!
→子育てって疑問がいっぱい!こんなことが気になりませんか?記事まとめ
→産休と育休 手当はいつ貰える?親になるなら知っておきたい話
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