春の七草ならぬ、秋の七草があるって知っていましたか?
春の七草は、
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ
の7種類ですよね。
では、秋の七草は?
その覚え方がなにやら「おすきなふくは」らしいのですが、
その真相やいかに!?
調べてみました!
「おすきなふくは」ってどういうこと?
「おすきなふくは?」
えーっと・・・Tシャツとカットソーとデニムと・・・
違うがな!
「おすきなふくは」とは、
秋の七草の頭文字を取った覚え方です。
お・・・おみなえし
す・・・すすき
き・・・ききょう
な・・・なでしこ
ふ・・・ふじばかま
く・・・くず
は・・・はぎ
聞き慣れない名前の植物もちらほらありますね。
せっかくなので、それぞれについて詳しく知っておきましょう!
おみなえし
野原などに自生している植物です。
根っこの部分は漢方の材料になります。
最近は数が減って、見かけることが難しい地域もあるそうです。
すすき
生命力が強く、アスファルトの隙間からでも生えます。
秋を代表する植物ですね!
ききょう
夏から秋の初めごろまでよく見られるお花です。
個人的に、5枚の花びらの五角形のバランスがとても好きです!
なでしこ
きれいなお姉さんを大和撫子と言いますが、
その撫子はこれにあたります。
実際には春ごろから咲いている、
花を付ける時期が長い植物です。
ふじばかま
昔はどこでも咲いていましたが、
今では準絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。
乾かすと良い香りを放ちます。
くず
繁殖力が強く、いたるところで見ることができます。
花からは甘い香りがします。
根は葛根湯の材料になります。
はぎ
放牧地や山火事跡地にも生えることができる、
生命力の強い植物です。
アジア、北米、オーストラリアなど、
広い地域で自生しています。
これが秋の七草の植物たちです。
ふとした瞬間にこの知識を会話に交えると、
ちょっと賢く見られるかもしれません。笑
スポンサーリンク
ところで、秋の七草は食べられるの?
もうひとつ、気になることと言えば、
秋の七草は食べるのか否か!?ということですよね。
春の七草はお粥にしていただきます。
(正月に飲み疲れた胃腸に染みわたる~!)
では、秋の七草は?
おもいっきり花が咲いているものもありますが、食べるの?
残念ながら、秋の七草は食べません。
くずは、根が葛根湯になるので口にする機会がありますが、
秋の七草をいっぺんに食すということはありません。
では、秋の七草の目的って何!?
それは、「目で見て楽しみ、秋を感じるため」です。
ひとつひとつは小ぶりで目立たない秋の七草。
その控えめな植物たちを、
涼しくなった時期にあちらこちらで見かけるようになり、
あぁ・・・秋が来たんだなぁ・・・と思いを馳せるのです。
なんて・・・奥ゆかしい!
真っ先に食べられるかどうか疑問を持った私。
品を問われますな。笑
今は忙しい人が多くて、
野に生える植物をじっくり観察することが少なくなりました。
「おすきなふくは」の秋の七草が、
心に少し余裕を作るきっかけになるといいですね!
スポンサーリンク
まとめ
秋の七草、もう覚えましたか?
お・・・おみなえし
す・・・すすき
き・・・ききょう
な・・・なでしこ
ふ・・・ふじばかま
く・・・くず
は・・・はぎ
ですよ!!
最近は残暑が厳しく、
秋があっという間に過ぎ去っていきます。
時間に追われる現代人にとってはまるで秒速!
そんな中、外出先で見かける控えめな秋の七草たちを見て、
少し心をスローにしてみる。
目で楽しむ秋の七草には、
そんな力があるのかもしれませんね!
こちらの記事もあわせて読むと、
知識がついて楽しくなります。
→えっ!そうだったのか!?日本の習慣の由来ウソ、ホントまとめ
この記事へのコメントはありません。