名前に「蒼」という漢字が入っているお子さん、よく見かけるようになりましたよね!
私が子供の頃には、「蒼」なんて字を使っている子、いなかったな~。
ところで、このハイカラな感じのする「蒼」という字。
一体どんな意味を持っているのでしょうか?
意味を知らずに、響きの格好よさだけで名づけの字に選んで大丈夫?
イマドキ名前の漢字「蒼」の意味に迫ります!
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「蒼」の意味ってどんなの?
さて、早速「蒼」の字の意味を見ていきましょう!
「蒼」という字はもともと、屋根の材料が草でできている食糧庫という意味を成す感じです。
そのうち、屋根の青々とした草の様子のみが抜き出され、「青く茂るさま」という意味に変化しました。
おや、いい意味ですね。
なんだか爽やかな!
しかし、ここから雲行きが怪しくなります。
「蒼」は確かに、「青々とした」という意味ですが、その色とは「干した青草のような色」なんだとか。
そして、「干した」から連想されて、「蒼」は次のような意味を持つようになります。
- くすんだ青色
- 不透明な青色
- 生気のない青色
- 年老いた様子
おぉ・・・。
くすむのか・・・。
年老いるのか・・・。
なんだか、生まれたばかりのお子さんの名前の字に選ぶには、意味にちょっとギャップがありますね!
まぁ人間誰しも、生まれた瞬間から年老いていくのでそれを見越して・・・という意味ならば、ありかもしれませんが。
このように、ちょっとマイナスイメージを含んだ意味を持つ「蒼」という字。
それでは具体的に、どんな熟語で「蒼」は使われているのでしょうか?
そして、その熟語の意味は?
「蒼」のイメージを、さらに膨らませてみます!
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「蒼」を使った熟語のいろいろ
「蒼」を使った熟語には、次のようなものがあります!
鬱蒼(うっそう)
草木がこんもりと茂る様子
蒼顔(そうがん)
衰えた老人の青白い顔のこと
蒼然(そうぜん)
①色の青いこと。また、青ざめている様子。
②夕方の薄暗い様子
蒼白(そうはく)
血の気がなく青白い様子
蒼海(そうかい)
青い海
蒼空(そうくう)
青い空。大空
蒼竜(そうりゅう)
①青色の竜。または、青黒い毛並みの大きな馬。
②四神の一つ。
「蒼」は青色や緑色の種類のうちのひとつです。
その色の特徴上、どうしても不健康なイメージの熟語ができてしまっているようです。
しかし、大空や海、神様を表す言葉にも使われていますね!
スケールの大きい感じがします!
そして、「蒼」の色自体も個性がありますよね!
これから「蒼」という漢字をお子さんの名前に・・・と考えている方、もしくは、もう「蒼」という漢字で名付けて出生届出しちゃったよ!という方、
スケールが大きくて、個性的、唯一無二!
という意味で「蒼」をとらえるといいのでは!?
ポジティブな意味の方を採用!!
まとめ
今は昔に比べて、いろんな漢字が名前に使えるようになりましたね。
私も子供たちの名前を考えるとき、名付け辞典を見ながら「ほほぉ~こんな漢字も使えるのか~」と思ったものです。
男の子の名前に使われる字で人気の「蒼」
字の形や読み方だけを見ると、
カッコいい!!成長したらシトラス系の匂いがしそう!笑
と思ってしまいます。(シトラス系のくだりは完全に私の趣味です。)
しかし、意味を掘り下げると意外や意外!「老いる」「不健康」というニュアンスも。
その反面、「大自然の色」「個性的」という意味もあります。
名前に使うのであれば、「大自然の色」「個性的」の意味を取りたいですね!
ちょっとマイナスなイメージもあるということは、頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれません。
漢字の意味って、言葉の持つイメージって、面白いですね!
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