「旦那が子育てに協力的じゃない」
「家事育児の大変さを旦那はちっともわかってない」
今の世の中、旦那に対してこんな風にイライラを募らせているママはほんとーーー!に多い!!
この記事を書いている筆者は2児の母親ですので、もちろんその経験があります。
で、結局のところ離婚してシングルマザーとなったわけですが、今になって冷静に考えてみると、育児中になぜあれだけ旦那にイライラしたのか?が見えてくるようになったのです。そして、心穏やかに過ごすためにはどうすればいいのか?も。
「一個人のたわごと」ととらえるか、「なるほど、そういう考えもあるか」ととらえるかは読んでいるあなた次第です。
ただ、少しでも新しい気付きにつながればいいな~と思ってつづっていきますね!
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育児中にダンナにイライラする原因その1 「妊娠・出産」という経験のあるなしの違い
当たり前ですが、女性は自分の身体の中に子供を宿し、出産します。男性は身体の構造上できません。
妊娠・出産の、痛みも不安も、もちろん喜びも、リアルガチで経験するのは女性です。その経験は、人生で最も濃いものではないかと思うほど衝撃的です。
方や男性は、つわりで数ヶ月乗り物酔い状態だったり、日に日に大きくなっていくお腹の中で赤ちゃんがうごめく感触だったり、「私死んだ」と思うほどの痛みに襲われながら出産し、その後しばらくは産卵後のサケみたいにボロボロになる経験は、どうしても身体の構造上できません。
そういった、「経験の違い」が、育児に対する「必死さ」にズレを生むんだと思います。
ちなみに私の元ダンナは、子供が生まれた直後に、SNSで「サクッと父親になってしまいました~」と書き込んでいました。
サクッとてあんた・・・、こっちは死ぬ思いして産んだのに、あんたの出産に対する思いは、キットカットをかじるくらいのもんなのかい!!!とイライラしましたね。笑
女性は、妊娠・出産にまつわる「身体の変化の記憶」が圧倒的にある(しかも「痛み」については鮮烈に!)ので、その後の育児にかける必死さはハンパないです。
スタートダッシュから全力疾走です。
「妊娠・出産という、あれだけ壮絶で劇的なきっかけを経てこの子と出会ったんだから、何が何でも育てる!」と思いながら、寝不足の目をこすって授乳をします。
子供が泣こうもんなら、何が泣く原因になっているのか?突き止めようと必死になります。
もちろんそれに加え、家事をしないと家の中が大荒れになるので、痛い足腰を引きずって家事もこなします。
男性の方は、妊娠・出産にまつわる「身体の変化の記憶」が自分にはないので、どうしても育児に対する必死さは女性に及びません。
ヨメが子供を産んだ→普段の生活+1人増えた→ヨメがなんだかいろいろ大変そう
極端に言えば、こんな感じの感覚だと思います。
それよりも、「明日の取引先へのプレゼンはうまくいくかな」とか、「今の上司がウマが合わなくてイヤだな」とか、「気分転換に釣りでも行こうかな」とか、自分自身にリアルに関係のある仕事や趣味の方に意識が飛んじゃいます。
そんな旦那の様子を見た女性の方は、「あたしは超必死で子供育ててるのに、なんでそんなに他人事なんだよ!!!」とキレるわけです。
妊娠・出産にまつわる身体の記憶が衝撃的すぎる女性は、その記憶をエネルギーにしながら育児に突入していきますが、男性はそうではありませんよね。
そういった、経験の差が生む「育児に対する必死さのズレ」が、旦那にイライラする大きな原因の一つではないかと思います。
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育児中にダンナにイライラする原因その2 いろいろ「余裕」がない
育児中のママは、「余裕がない!!」と感じることがたくさんあります。
まずは体力的な部分。
特に子供が小さい赤ちゃんならば、「寝て→泣いて起きて→授乳して」が30分~2時間くらいの無限ループになります。そんなリズムに合わせながらの生活は、正直ツラい!!
寝ているようで寝ていない毎日。いつもだるくて重い身体。いつの間にか抵抗力が落ちてカゼをひいている・・・。体力の余裕がないと、自然とママの顔から笑顔が消えていきます。
それがいつしか、精神的な余裕のなさにつながります。
身体が疲れ切っているのに、子供が泣いている・・・。さっき寝たばかりなのに、まだ20分しか経ってないよ!!あぁぁ~思うように家事が進まない・・・。家が荒れる~・・・。
そこでふと旦那を見ると、ボーっとテレビ見てる!!!「おかずこれだけ?」とか言われる!!!
「お前にとって育児は他人事か!!!!!」とイライラしてしまうワケです。
ここでもし、身体が疲れ切っていなくて、精神的にも弱っておらず、
「子育てってうまくいかなくて当然だよね!旦那もいつも仕事で疲れているから、家では休んでるんだよね!ドンマイ!」
なんて気持ちになれたら、イライラはしないでしょう。
しかし、そんな絵に描いた理想のような状態は、なかなか訪れないもの。
いつ何時、何をするか分からない子供に危険が及ばないように目を離さず送る毎日は、知らず知らずのうちにママの体力と精神の余裕を削っていきます。(もちろん時間の余裕も)
方や旦那の方が、家で余裕を持て余しているようならば(ママに余裕がないから、そう見えるだけかもしれないけれど)そりゃー、イライラもするもんです。
もしかしたら旦那は、外では大変な思いをして必死に働いているかもしれないけれど、精神的に余裕のないママにとっては、
旦那の生活態度=家の中にいる時の態度
になります。
育児中にダンナにイライラする原因その3 期待と現実のズレ
育児をしていて、とにかくママがやきもきするのは、「全てがスムーズにはかどらないこと」です。
やっと子供が昼寝してくれたから、寝ているうちに家事を済まそう・・・と腰を上げたとたん、ハイ!子供起きる!家事後回し!!
小児科の予約時間に間に合わせようと玄関を出たものの、子供がチャイルドシートに乗るのを嫌がっていざ出発ができない!
こんな風に、ママ一人なら5分で終わることが、子供の機嫌に付き合っていると数時間かかることもあります。
やり切ってしまいたいことが、できない。しかも、それがいくつもある・・・。フィニッシュを迎えられないストレスは、日々募りまくります。
さぁそこで、いざ旦那に家事をお願いしてみて、引き受けてくれたとしましょう。(引き受けてくれないとなると、ここでさらにストレスが溜まります)
「できたー」と声がかかり、いざ見てみると・・・。
なんか・・・期待してた完成度とは違う・・・!
普段から家事をてきぱきこなす旦那ならまだしも、たまにやるくらいの旦那なら、その完成度はママがやるより低いものです。冷静に考えれば分かります。
しかし、旦那の力を借りて、溜まりに溜まる家事の一つを完璧に終わらせられる!と期待を込めすぎてしまうと、結果にあぜんとし、
「あんただけは思い通りに動いてくれると思ったのに!」
とイライラしてしまうのです。
何もかもがスムーズに進まない育児中の生活。
そのストレスが旦那への期待値に込められる分、返ってきた結果と理想のギャップに、イライラを募らせることとなります。
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育児中にダンナにイライラする原因その4 「夫婦なんだから」の落とし穴
結婚は、役所に紙一枚出せばできます。たったそれだけのことなのに、婚姻届けを出したとたん、「夫婦」という見えない強力なパイプでつながったような感覚になります。
婚姻届けを出す前と出した後を冷静に比べてみると、ママと旦那の思考回路がつながったわけでもないし、お互いの価値観が全て共通したわけでもありません。
それでも、夫婦というカタチになったとたん、「夫婦なんだから、察しろよ」とお互いを意識し始めます。
ママの方は、「夫婦なんだから、こんなに育児に励んでる私のことを理解してねぎらうべき」と思いますし、旦那の方は、「夫婦なんだから、仕事で疲れて帰ってきてることぐらい察しろよ」と思います。
お互い最愛のパートナーには、自分の全てを理解してほしいし、日頃の頑張りを認めてもらいたい。で、それを「察して」相手からして欲しい!
しかし、ママが昼間に悪戦苦闘しながら育児をしている様子を旦那は見ていませんし、旦那が上司に嫌味や無理難題を言われたりしながら必死で働いている様子をママは見ていません。
お互い頑張っている土俵が違うから、察するに察せないのです。
でも、「夫婦なんだから」という強力なつながり感をお互い持っているので、「なんで私のことを察してくれないんだ!」とママはイライラしてしまいます。たぶん、同じことを旦那の方も感じているはず。
・・・ここまで、育児中に旦那にイライラしてしまう理由を書いてきました。
愚痴をいろいろ言って、スッキリするのもひとつのイライラ解消法かもしれません。しかし、本当はみんな「平穏な気持ちで毎日を過ごしたい」と思っているはず。
イライラなんてそもそも感じないほうがいいし、旦那と仲良く子育てするのが理想だな・・・と考えていますよね?
ならばどうしたらいいのか?と、考えを巡らせてみました。
「自然な役割分担」に感謝する
夫婦の間に子供が生まれると、その流れで自然に分担される役割があります。
ママの役割
毎日の授乳(←これは絶対)・昼間の育児・昼間の家事 など
旦那の役割
経済的な柱となる・重いものを運ぶ(←子供の肩車を含む)・遠出の際の車の運転 など
当たり前のように感じる役割分担でも、相手がいるからこそ分担できます。
ついついママは旦那に、旦那はママに、もっともっとと望みますけど、自然にできた役割分担をお互いしっかりこなそうとしていることに、まずは感謝ですよね。
「夫婦なんだから、もっと察しろよ!」と、相手に求めるもののハードルが知らず知らずのうちに上がってしまうと、自然にできた役割分担は見えなくなります。
どんどんハードルを上げて、帰ってきた結果にがくぜんとしてイライラするよりも、当たり前のようだけどお互い励んでいることに「ありがとー」って思い合えば、少しずつですけど心穏やかな生活がやってくるんじゃないかと思いますよ。
まとめ
育児中に旦那にイライラしてしまう理由は、
- 身体でダイレクトに妊娠・出産を体験した女性と、そうではない男性の、育児スタート時の必死さの違い
- ママが体力的にも精神的にも疲れている
- 育児で自由の利かない生活を、きっと旦那が助けてくれると期待がかかりすぎ、それに見合わない結果が返ってくるとがくぜんとする
- 「夫婦なんだから、察しろよ」の魔力
の4つが大きいです。
夫婦だからお互い期待しますが、夫婦だから自然と役割分担もできます。
ママがやって当たり前、旦那がやって当たり前のことの中に、お互い支え合っている実感を見出せると思います。ぜひ!夫婦仲よく!子供さんを育ててあげてくださいね。
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