子どもが生まれてから、中学を卒業するまで受給できる児童手当。
子どもの年齢やきょうだいの人数によって、受給できる金額が変わってきます。
それでは、
総額では、一体いくらになるのでしょうか!?
教育費全体の、何割になるの!?
よくあるきょうだい構成のパターンを使って、試算してみます!
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児童手当でもらえる金額を確認しよう!
まずは、児童手当を所得制限にひっかからずに受給できた場合、子ども1人あたりいくらもらえるのか、確認しましょう!
所得制限については、こちらの記事で詳しく書いています。
→モヤモヤをスッキリ!児童手当の所得制限 扶養親族の範囲と数え方
→なぬっ!児童手当の所得制限は医療費控除がある!他の控除も総チェック!
支給対象年齢 | 支給額(ひと月あたり) |
---|---|
0歳~3歳未満 | 15000円 |
3歳~小学校修了前 | 10,000円(第1子・第2子) 15,000円(第3子以降) |
中学生 | 10,000円 |
※15歳になって最初の年度末(3月31日)まで支給対象の期間となります。
上の金額は、ひと月あたりの金額です。
実際に支給されるのは、1年間で3回。
2月、6月、10月に、それぞれ前の4か月分がもらえます。
例)6月支給分は、その前の2月から5月分
私も2人の子どもを育てているので、もらっています。
5歳と1歳なので、4か月分だと2人で10万円。
支給される月になると、意味もなく通帳記帳をして、ニンマリしていたりします。笑
お金大好きなキャラが見え隠れしたところで、早速、児童手当の総額の試算をしてみましょう!
児童手当 中学生までもらったら、総額いくら?
ここからは子どもの人数別で、児童手当の総額を計算していきます。
所得制限にひっかからずに、児童手当を受給できるケースです。
・・・とその前に。
児童手当では、「子どもの人数」について独特の考え方があるので、まずはこちらをご覧ください。
児童手当での「子どもの人数」とは?
児童手当は、お金がもらえる対象は15歳(中学卒業)までですが、「子どもの人数」としてカウントされるのは18歳までです。
ややこしいので、例を挙げますね。
例えば、3歳、8歳、16歳、19歳の、歳の離れたきょうだいがいたとします。
この場合、19歳は「子どもの人数」としてカウントされず、16歳が1人目、8歳が2人目、3歳が3人目、とカウントされます。
きょうだいが多い場合は、ここは注意するポイントですね!
それでは、よくあるきょうだい構成の例で、児童手当の総額を試算していきましょう!
一人っ子の場合
0歳から3歳まで
15000円×36か月=54万円
3歳から小学校修了前まで
10000円×108か月=108万円
中学卒業(15歳になり、最初の年度末)まで
10000円×36か月=36万円
一人っ子の児童手当の総額
198万円
子どもが2人の場合
一人っ子のケースが2人分と考えればいいので
子ども2人の児童手当の総額
396万円
子どもが3人の場合
3人目は児童手当の額が、上の2人より多くなります!
表でもう一度おさらいしましょう。
支給対象年齢 | 支給額(ひと月あたり) |
---|---|
0歳~3歳未満 | 15000円 |
3歳~小学校修了前 | 10,000円(第1子・第2子) 15,000円(第3子以降) |
中学生 | 10,000円 |
※15歳になって最初の年度末(3月31日)まで支給対象の期間となります。
3人目は、3歳から小学校修了前までの期間も児童手当が減額されないので、
0歳から小学校修了前まで
15000円×144か月=216万円
中学卒業(15歳になり、最初の年度末)まで
10000円×36か月=36万円
3人目の総額
252万円
子ども3人の児童手当の総額
396万円+252万円
=648万円
となります!
チリも積もれば山となる!
15000円や10000円をチリとは言いませんが 笑
例えると、こういうことですね!
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子どもの教育費はぶっちゃけどれだけかかるのか!?
児童手当って、使わずに貯めておいたら結構な金額になる~!!と、なんだか気持ちが明るくなりますよね。
しかし、油断するなかれ!!
子ども一人にかかる教育費は全体でいくらになるか、確認しましょう!
幼稚園
↓
小学校
↓
中学校
↓
高校
↓
大学
と、オール公立で進学した場合、約1000万円かかるというデータが発表されています!(文部科学省「子どもの学習費調査」より)
さらに、高校と大学が私立だと、約1400万円。
オール私立だと、約2000万円。
大学生ともなると、一人暮らしをして、親が仕送りをしたりしますよね。こんな場合は、さらにプラス400万円です。
児童手当は、固く見積もって、教育費の1~2割ぐらいを担ってくれるのかな?というイメージをしておいたほうがいいかもしれませんね!
そして、国の制度自体がいつ変わるかも分かりませんから、今回試算をした金額が、絶対にもらえるという保証もありません。
ご利用は計画的に!ならぬ、積み立ては計画的に!!
人の親になると、これまでになかった長期的な目線が必要になりますね~!!
まとめ
リアルなお金の話を展開してきました。笑
児童手当の総額についておさらいです!
一人っ子の児童手当の総額
198万円
子ども2人の児童手当の総額
396万円
子ども3人の児童手当の総額
648万円
児童手当の金額は、子どもの教育費全体の1~2割程度を占める
子どもの教育費のイメージが固まってきたところで、私たち親がやるべきこと!
それは、しっかり稼いで子どもに質のいい教育を!!これに尽きます。
これは持論ですが、何も教育とは、学校の勉強だけにあらず。
世の中にかかわること全てが勉強です!!
世の中の接点を増やしてあげる、つまり、いろんな経験をさせてあげるためには親の(資金)力が必要ですね。
政治が悪い、不況のせいだとか言ってる場合ではなく、子どもの為に親ができること。今一度考えていきたいですね。
児童手当については、こちらの記事もあわせて読むとより詳しく知ることができます!
→モヤモヤをスッキリ!児童手当の所得制限 扶養親族の範囲と数え方
→なぬっ!児童手当の所得制限は医療費控除がある!他の控除も総チェック!
子育てに関するまとめページでも、いろんな情報を仕入れてみて下さいね~。
→子育てって疑問がいっぱい!こんなことが気になりませんか?記事まとめ
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