子供用の解熱剤 効果の目安は?

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薬

子供はよく高熱を出すものです。しかも急に。

そんなとき、周りの大人は心配になりますが、あまり焦ることはありません。

子供の様子をよく観察し、対処できるといいですね。

 

さて、熱を出した時に気になるのが解熱剤の使い方。

熱を下げてあげようと、ついついすぐ使ってしまいがちになる人も多いでしょう。

しかし、その使い方にはちょっとしたコツがあります。

 

風邪のシーズンを前に、

子供用解熱剤の効果使い方の目安を知っておきましょう。

 

 

 

子供用解熱剤アセトアミノフェンとはどんな薬?

 

子供の風邪

 

子供が高熱を出した時に病院で処方されるのが、

アセトアミノフェンという解熱剤です。

熱を下げたり頭痛を和らげたりする時に使います。

 

日本ではロキソニンなど市販の鎮痛薬にも入っており、

ポピュラーな解熱剤です。

脳で痛みのもとになる物質が作られるのを鈍くしてくれる効果があります。

 

この薬は穏やかな作用をもち、

比較的副作用が少なくて安全性が高いのが特徴です。

子供に使用するには安心ですね。

 

 

 


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どれくらいの時間効くのか?

 

時計

 

アセトアミノフェンを服用して30分後位から、薬の効果が見られ始めます。

徐々に熱を下げて、

服用してから大体2、3時間ほどで最大効果を発揮します。

 

そして解熱の効果が持続するのは4時間くらいとされています。

 

 

 

どれくらい熱が下がるのか?

 

体温計

 

子供の平熱は大体36.3~37.4℃位です。

アセトアミノフェンを服用してから2、3時間後に最大効果を発揮するのですが、

平熱の範囲内に落ち着くでしょう。

 

ただし、38.5℃以上の高熱の場合は、

マイナス1℃くらいしか下がりません。

平熱に下がらない・・・!!と焦らなくても大丈夫です。

(↑これは以前、夜間救急の看護師さんに聞きました)

 

医師から言われた量をを守ればまず問題ないですが、

心配だからと必要以上に飲ませてしまうと熱が下がりすぎてしまったり、

腹痛や下痢、肝臓の調子が悪くなるなどの副作用がでる危険性があります。

 

「解熱剤」とは、

炎症を抑えたり熱を出す原因そのものを治す薬ではありません。

高熱を出して辛そうな子供の体を休ませるために、

一時的に熱を下げるだけのものです。

 

なので薬の効果が切れたら、またすぐに熱が上がるでしょう。

(うちの息子は、解熱剤が切れるとおもしろいように熱がぶり返します!)

 

むやみやたらに飲ませるものではないと、

お分かりいただけましたね!?

 

 

 


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熱が出るメカニズムと解熱剤を使う目安

 

子ども

 

ここで押さえておきたいのは、

熱が出るのはなぜ?という知識です。

 

子供は大人に比べてよく熱を出しますよね。

その理由は、病原体と戦っているからです。

 

子供は大人に比べて体が弱く、免疫力もまだあまりありません。

体の中に入ってきたウィルスや細菌などの病原体と闘うために、

脳が熱を出すように指令を出すのです。

 

 

風邪などのウイルスに感染して、

熱がきちんと出るというのは健康な身体だということなんです。

 

その証拠に、高熱が出ている時は、

ウィルスや細菌の力が弱まり免疫細胞が活発になると言われています。

 

そのことから熱が出たからといって、

すぐに解熱剤を使うのは体が病原体と闘っているのを妨げ、

症状が長引いてしまうということにもなりかねません。

 

ここまで分かったうえで、解熱剤を使う目安をご説明しますね。

 

解熱剤を使う目安は、子供の様子から判断することが大切です。

高熱が出ていても、ある程度元気ならば解熱剤は使用する必要はありません。

ちなみに私は、子供が38℃くらい発熱していても、

けらけら笑って遊んでいるときは解熱剤を使わないようにしています。

 

逆に、

辛そうにぐったりしている、眠れないなどの症状が見られるときには、

一時的に熱を下げることで体を楽にしてあげるといいですね。

 

使うタイミングとしては、

熱が上がっている段階ではなく

上がりきったところで服用すると効果が得られやすいです。

 

※熱が上がりきったかどうか判断するには、

手足の先まで熱くなっているかどうかです。

ひやっとしているようなら、まだ熱が上がっている最中です。

 

体に負担をかけないように6時間以上の間隔をあけて、

1日2、3回までの使用に止めるようにしましょう。

 

小さな子供の中には、高熱を出すとけいれんしてしまう子もいます。

解熱剤の効果が切れて、

また熱が上がっていく段階でけいれんを起こしてしまうことがあるのです。

 

そのことも考えて、

解熱剤はむやみやたら使わないで、最小限にとどめましょう。

 

 

 

まとめ

 

親子

 

いかがでしたか?

子供は大人と違って、ある程度熱が高くても大人程辛くありません。

それは病原体と闘うために、

簡単に熱が出るような体の働きがあるからです。

 

子供の一番近くにいて様子が分かっている大人が、

元気そうだと思えばまず安心です。

 

大切なのは育児本のノウハウなどを信じ切るのではなく、

親の目から見て、様子から判断すること。

 

熱が高いから不安というより、

微熱でもぐったりしてるなど様子がおかしければ

早く病院にかかりましょう。

 

少しでも不安なことがあれば、迷わないでくださいね。

 

こちらの記事もあわせて読むと役に立ちます!

→幼児がかかる夏風邪 症状と対処法を知ろう!

→良いかかりつけ医を探す!知っておきたい小児科の選び方!

 

 

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