「削った鉛筆を常に5本持たせてください」
長男が通う小学校から受け取った「入学のしおり」に、
そんなことが書いてあった。
毎日分厚くてでっかい筆箱に、
それを入れて登校していく。
(筆箱のサイズや形も指定されている)
母は思うんだよ。・・・かさばる~。
シャーペン1~2本とその芯に変えたら、
筆箱のサイズも小さくて済むし、
ランドセルのスペースに余裕が出るのでは?
・・・というか、
小学校はシャーペン禁止が当たり前な雰囲気が強いけど、
それって一体なんでなの?
今更ながら超ナゾ!と思ったので、
小学校のシャーペン禁止の理由を考えてみた。
考えられる理由その1 どう考えたって遊ぶから
小学校でシャーペンが禁止の理由。
まず真っ先に思い浮かぶのが、
授業中に遊ぶから・・・だよね。
- やたらカチカチ
- 分解する
- 芯を長くした状態でまともに書ける限界を探す
- 替え芯を消しゴムに突き刺して謎の生命体を作る
主に低学年男子をイメージして例を挙げてみたけど、
小学生の脳みその柔らかさなら、
もっとクリエイティブな遊びを生み出すかもしれない・・・!
鉛筆だったら芯の長さに自由は効かないし、
カチカチすることもない。
相対的に、授業の内容に意識が向きますわな。
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考えられる理由その2 謎のカースト制度ができるのを防ぐ
特に小中学校って、独特の雰囲気がある。
何かが流行りだすと、
その流行りに乗ってこない者は微妙に疎外されたりもする。
例えて言うならば、
ねりけし持ってないの?マジで?
ジャージの裾、長くしないの?ダサくない?みたいな感じ。
シャーペンもその範囲にきっと入ってくるだろう。
ある「型」のシャーペンが何かのきっかけで流行れば、
それを持っていないとなんとなく居心地が悪い、
そんな気持ちになる児童が出てくるはず。
集団生活の怖さといったところだなぁ~。
そんな謎でムダなカースト制度を防ぐには、
どこのメーカー製でもさほど変わらない鉛筆の方がいいよね!
ということも考えられる。
考えられる理由その3 昔からの流れ
「昔からそうだから」という理由が、
一番しっくりくる気がする。
昔決まったことをずーっと続けているけれど、
特に問題は起きてないから今年もそれで!
という流れ。
調べてみると、
シャーペンが一般的になったのは1960年くらいで、
その時はとても高価なものだったらしい。
そんな高価なものは小学生には向いてない!という声があったり、
持ってきたシャーペンが盗難にあったら面倒なことになるという理由で、
禁止にした小学校もあったようだ。
「シャーペンは贅沢品だから禁止」という価値観が、
形だけ残って今も続いている・・・
というもの考えられるよね。
考えられる理由その4 書くときのコントロールのしやすさ
鉛筆→どの方向に線を引くにも割と抵抗感がない
シャーペン→斜め上にシュッと「はらう」ときにやや抵抗感を感じる
私の感覚だと、こんな書き心地がする。
鉛筆の芯の濃さにもよるけど、
シャーペンの方がどことなく「硬い」書き心地。
文字を書き始めたばっかりの低学年の子供には、
シャーペンはちょっと書きにくく感じるかもしれない。
持ち方もままならなくて、
ギューッと力を入れて書いていたとしたら、
シャーペンの細い芯はすぐ折れてしまうよね。
あっ折れた~、カチカチカチ・・・・
あっまた折れた~、カチカチカチ・・・
・・・・カチカチカチカチカチカチカチカチ!!!
集中力が切れて、
シャーペン遊びタイムに突入するだろう。笑
そう考えると、
鉛筆使って勉強しようよ~というのが、
学校側のホンネかもしれない。
もちろん、
「正しい筆記用具の持ち方を身に付ける」という意味でも、
シンプルな作りである鉛筆の方が向いていると言える。
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考えられる理由その5 大人の事情
鉛筆についていろいろ調べていたら、
(ヒマ人なの?というご指摘はご遠慮ください)
ちょっと気になるWebページを見つけた。
「日本鉛筆工業協同組合年表」というもの。
(※むちゃくちゃ長い年表です 笑)
その中で、こんな記述を発見!
新販路等需要開拓事業に鉛筆PR小冊子作成及び、
同小冊子とビデオテープの配布、
小学生向け鉛筆普及キャンペーン開催。
ビデオテープ「書こうよ夢を思いっきり進めえんぴつ号」が
文部省選定となった。
そうだ・・・。
世の中には、鉛筆を作って販売して生計を立てている人がいるんだ。
鉛筆の一大マーケット「小学校」を、
シャーペンに奪われてたまるものか!
そういう「大人の事情」も、
小学校のシャーペン禁止に絡んできているかもしれない。
できれば、コレが主な理由であってほしくない。笑
まとめ
小学校でシャーペンが禁止されている理由。
考えたところで、
特に学校に抗議する気はない。笑
ただ、こういうちょっとした疑問を深堀りしていくのはオモシロイ。
世の中よく考えてみれば、
「なんで?」と思うことがたくさんある。
そういう時に情報を集めて理論としてまとめてみたり、
想像を巡らせてみたりするのは、
めっちゃ頭の体操になります!
・・・というオチでした!
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