選挙のたびに思うのが、「誰に投票したらいいのか分からない」ということ。
焦る。
私は非常識かつ非国民なのではないかとも思う。
政治に全く興味がないというワケではない。
未来永劫、平和で住みよい国であってほしい。
ただ、「情報を得るための時間」が圧倒的に足りない。
特に、子育てをしている女性はそうなのではないだろうか?
毎日子供に危険が及ばないように気を張りながら、家事、仕事、育児をこなす。
テレビを見ているヒマもない。
新聞の政治欄をゆっくり読んでいるヒマもない。
子供の寝かし付けをしているときに選挙カーが通れば、その内容うんぬんより「せっかく寝ようとしている子供が起きやしないか?」の方が気がかりになったりする。
そして気が付けば、疲れて泥のように眠る。
深夜の報道番組がされている時間帯は、すでに夢の中。
例えばこれは私の例だが、世の中にはもしかしたら同じく、
「立候補者の情報、政党の情報に触れている時間が少なすぎて、選挙で誰に投票していいのか分からない人」
がいるんじゃないか?と思った。
そんな人たちは、選挙で誰に投票するか、どのようにして決めればいいのか?
時間に追われる母親目線で考えてみた。
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今、「自分が困っている問題」をピックアップしてみる
日々の生活の中で、困っていることを挙げてみよう。
- 認可保育園がいっぱいで入園できず、保育料の高い未認可保育園に通っていて家計を圧迫している
- 正社員をしながら家事育児をこなすのが肉体的・精神的にツラい
- 給料が上がらない
- 街の環境が整備されていなくて住みにくい
- 観光産業が下火で街がさびれている
いろいろあると思う。
経済や外交に詳しい人なら、国際的な目線を持って国レベルの問題を挙げていってもいいと思う。
人によって価値観はそれぞれだから、それぞれ「これが問題だ」と思うことがあるはずである。
世の中、いろんな考えの政党や候補者がいるだろうが、全ての人が共通して持っている理想は「平和」だと思う。
自分なりの「平和」のイメージは何だろう?
それを阻害してくる「身近な問題・ストレス」は何だろう?
まずはそれを洗い出す!
候補者の主張を知る
各選挙区での候補者の主張を知ろう。
ここは少しでもいいから時間を作ろう。
各選挙区の候補者の一覧を見たいなら、こんな便利なサイトを利用してみてもいいかもしれない。
>>Yahoo!みんなの選挙 候補者検索ページ
候補者によってはFacebookやTwitter、公式サイトがある人もいる。
(上記Yahoo!みんなの選挙からリンクできる)
新聞に折り込みチラシを入れる候補者もいる。
スキマ時間でいいからそれらを覗いて、どんなことを主に公約として掲げているのか抜き出そう。
経済回復に重きを置いているのか?
地域の発展に重きを置いているのか?
子育て支援に重きを置いているのか?
今までの実績や個人的なエピソード、パフォーマンスは、正直見なくてもいいと思う。
これから未来に対して「やります!」と言っているところだけ要約しよう。
「こんな大きなこと言って、ホントにできるの?」とか疑い出したら、もうキリがない。
それを言うのなら、「時間と情報不足で誰に投票したらいいか分からない」という甘えは通用しない。
誰が何を有権者に対して約束しているか?
余計な修飾語や、感情を揺さぶるパフォーマンスは抜きにして、情報を得よう。
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「自分が困っていること」をより解決してくれそうな人は誰か?を選ぶ
先にピックアップしておいた「自分が困っていること」と、各候補者の「やります!宣言」を照らし合わせよう。
自分が抱えている問題を、より解決してくれそうな候補者は誰だろう?
保育の問題で心底困っているなら、保育の充実を主張する候補者。
給料が上がらなくて悩んでいるのなら、経済回復に特に力を入れようとしている候補者。
生活全般のレベルが上がればいいと思うなら、あらゆる分野をバランスよく主張する候補者。
誰かに聞けば正解を教えてくれるわけではないし、そもそも正解はない。
あらゆる価値観の統計が政治だと思う。
だから、「自分の持っている情報と価値観」で選べばいい。
ここまで来たら、誰に投票するか?は決まったようなもの。
最後に、候補者も「人」だと思っておく
最近、政治家のスキャンダルがすっぱ抜かれたり、公約が方向転換したりすることがある。
その度に「信用できない」「期待を裏切られた」と思うこともあるかもしれない。
しかしよくよく考えてみれば、そもそも候補者と親戚でもない限り、その人のことは詳しく知らない。
そして、あらゆる価値観の統計が政治だから、当初予定していたことが方向転換するのもやむを得ない。
地域の寄り合いでだって揉めるのに、それが国レベルならなおさらだと思う。
だから、投票したからと言って、自分の中の期待も信用も全部その人に預けるのはやめておきたい。
預けるとしても、せめて半分程度。
あとの半分は、「政治は流動的だから、きっと変わることもある」という考えにしておこう。
投票してハイ終わり!じゃなくて、その後の政治の動きを追う方が実は重要かもしれない。
時間に追われてメディアからの情報は少ないかもしれないけれど、「生活での実感」というリアルな情報はある。
それを次の選挙に活かそう。
いろんな価値観が飛び交う選挙は、毎回誰に投票していいのか分からなくなる。
いろんな角度からいろんな見方があって、どの情報が正確なのか混乱する。
結局みんな「人」だから、各々のフィルターを通せば1つの情報はいくらでも姿を変える。
だからこそ、「自分のフィルター」を大切にしたい。
「自分の周りの身近な平和」を実現に近づける人は誰だろう?
自分のフィルターで候補者を見て、誰に投票するのか決めよう。
こんにちは!
たしかに、自分の世代の改革をいち早くしてもらえる政治がいいですね。
スプーンさん
コメントありがとうございます!
声を挙げるというのは大切ですよね。それと同時に、自で自分の身を守ることも考えていかないとですね!
あらゆる価値観の統計が政治、というくだりに
なんか納得しちゃいました。
いい年こいて、
「素朴に、政治ってなんなのかなぁ」と思っていたので。
他にもいくつか記事拝読しましたが、面白いし、
なんか元気もらえます(笑)。
まりもさん
コメントありがとうございます!返信が遅くなりました<(_ _)>
日々考えたいろんなことをブログにつづっているので、そういっていただけると嬉しいです!