お宮参りや七五三。
自分が親になって初めて迎えるこのような行事では、マナーやしきたりについて「???」となることが多いもの。
例えばお参りの当日、神社に納める初穂料のこと。
お金を入れる封筒の表書きは、どのように書けばいいの?
知っているようで意外と抜けがあるこの疑問。
いざというときにあたふたしないように、しっかりと覚えておきましょう。
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初穂料ってそもそも何でしょう?
封筒の書き方の前に、そもそも初穂料とは何でしょうか。
由来を知って納めるほうが気持ちもこもるというもの!これを機に知っておきましょう。
初穂料のそもそもの原型は、昔からお祈りを捧げる儀式の際に、お供えものとして農作物を奉納してきたことです。
初穂というのはその年に初めて収穫できた農作物のことをいい、農作物の収穫を神様に感謝してお供えするという習慣がありました。
現代では、神様に献じるお祝い事(お宮参りや七五三)の費用として、金銭を納める際の表書きに「初穂料」という名前が定着したわけです。
古来の風習が姿形を変えて今も残っているのは考え深いものがありますね。
どんな時に初穂料を納めるの?
この記事では、主にお宮参りと七五三の初穂料について書いていきますが、その他にも厄除け・交通安全・合格祈願・安産祈願など、神社で何かしらのお参りをするときには、初穂料を納めることになります。
神様に対して、手ぶらはいけません。笑
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初穂料ののし袋の書き方、封筒の書き方
神社に初穂料を渡す際には、お金を丁寧に封筒に入れて渡します。
さてさて、ここからは本題。
初穂料の封筒の書き方を学んでみましょう。
お宮参りの初穂料の封筒の書き方
赤ちゃんが生まれて、まず初めての儀式はお宮参りですよね。
この世に生を受けた感謝と、これからすくすくと育っていくように願いを込めて、神社でお祓いを受けます。
赤ちゃんが神社でお祓いを受けて、祝詞をあげて頂いた際には、神社に対して謝礼を渡します。(流れ的には、先に受付で初穂料を渡し、その後にご祈祷になる場合が多いです。)
お金を入れる封筒は、紅白の蝶結びの水引きが付いたのし袋か、白無地のものになります。(白無地は、郵便番号を書くマス目が付いていないもの!)
のし袋または白封筒の表書きには「御初穂料」と書きます。(もしくは「御玉串料」でもOK!)
そして蝶結びの水引きを挟んで下部分には、お祓いを受ける赤ちゃんの名前をフルネームで書きます。
ご祈祷で、神主さんがお子さんの名前を読み上げる部分があるので、お子さんの名前の読み方が難しい場合は、読み仮名をふったほうが親切かもしれません。
地方によっては、名前を書く部分に、父親の名前とお子さんの名前を並べて書くところもあるそうです。
こういったしきたりに関することは、郷に入れば郷に従え。年配の方に確認してみると安心ですね!
七五三の初穂料の封筒の書き方
七五三のご祈祷を受けた際にもお宮参り同様、のし袋の表書きには「御初穂料」(もしくは「御玉串料」)と書きます。(白無地の封筒でもOK!)
下の部分には同じくお子さんの名前をフルネームで書きますが、地域によっては名前の左側に三歳・五歳・七歳と書く場合もあります。
きょうだい二人が一緒にお参りをする場合には、一人一包みが基本になるので、二包みになります。
神社によっては二人一緒にご祈祷する場合に、二人一包みで金額を明記していることもあります。
このようにお宮参りと七五三では、初穂料の封筒の書き方にほぼ違いがないため、セットで覚えてしまえば楽ちんですね!
普段は毛筆で文字を書くことが少ない人でも、せっかくなので筆ペンを手に取って書いてみましょう!
なんだか・・・感慨深いはず。
まとめ
初穂料を入れる封筒の書き方、参考になりましたか?
普段の生活の中ではなかなか疑問に思わない部分なので、いざ書くときになると、おや?どうやって書くんだっけ?となる親御さんも多いのではないでしょうか?
お子さんの行事を経験していくと、日本古来のマナーやしきたりを改めて学ぶことができますね!
奥ゆかしく美しい日本の習慣!
何十年後に、自分の子供に教えてあげられるよう、しっかり受け継いでいきたいですね!
そして、何がともあれ目の前に控えるお宮参りや七五三!
滞りなく済ますのは親の役目なので、準備バッチリで当日を迎えられるといいですね~。
こちらの記事もあわせて読むと、役に立ちます!
→意外とかかる!七五三写真の費用 安い時期やプランを知りたい!
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