掃除に使える。
料理に使える。
うがいに使える。
やたら万能な「重曹」という物質。
便利なのは十分わかるんです。
ただ、一体重曹とは何なの?ホントに安全なの?
と気になったことはありませんか?
絶賛子育て中の2児の母の私。
安心して重曹を使うために、その正体が知りたい!
重曹とはどんなものなのか?
その特徴を分かりやすくまとめてみました。
重曹って一体何なの?何でできてるの?
重曹。
漢字で書くと結構な画数だし、響きが重々しいので、
軽々しくいろいろ使って大丈夫なの?って思いますよね。
さて、その重曹とは、
別名「炭酸水素ナトリウム」です。
「重炭酸曹達(ソーダ)」とも言い、
それの略称が重曹というワケ。
「曹達」を「ソーダ」と読むのもビックリだわ。
炭酸水素ナトリウムというのは、
実は人間の身体の中にもある物質で、
血液や唾液の中にも含まれています。
これが分かると、なんだか急に安心!
スーパーなどで手に入る重曹は、
ほぼ国内で工業生産されたものです。
食塩水を原料に、
電気分解や二酸化炭素を加えたりして作ります。
ネットで入手できる「天然重曹」と呼ばれている重曹は、
トロナ鉱石という鉱物が原料になっています。
なんとなく天然重曹の方が安全・・・?
「天然」と頭に付くとそんなイメージが湧きますが、
実際のところ両者に違いはほぼ無いようです。
(天然の方が粒子が細かい ・・・という違いのみ)
食塩水や二酸化炭素など、
身近にあるものからできている重曹。
安全と言われるのは、
このためだったのか・・・。
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念には念を 本当に重曹は安全か!?
身近に重曹を使った製品はとても多いです。
例えば、
入浴剤・内服薬・ベーキングパウダー。
どれも、身体に直接触れたり飲み込んだりするもの!
だったら全然大丈夫じゃーん!
と、手放しには安心できません。
やっぱりモノには「限度」というものがあり、
それは重曹にも当てはまること。
重曹にはナトリウム(塩分)が含まれているので、
口に入れる場合には摂りすぎに注意です。
摂りすぎると、吐き気やむかつきに見舞われます。
※目安は1日5g以下
健康のために、食用の重曹を溶かして重曹水を飲む!
という方法が巷で紹介されていますが、
飲み過ぎはアカンで!ということです。
そして、目に入らないようにも注意です。
目に入ると刺激を感じます。
もし入ったら・・・大量の水ですぐに流す!!
皮膚に長時間付けっぱなしにしておくのも良くありません。
肌荒れしてしまいます。
というように、
- 口に入れる際には量に注意
- 目に入ると刺激あり
- 皮膚に長時間付けないほうがいい
という使用上の注意がある重曹。
子供の手の届くところに置いておかんほうがいいね!
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食用・薬用・工業用 重曹の種類の違いは何の違い!?
一言で重曹と言っても、
いくつか種類がありますよね?
「食べられるよ」というもの。
「工業用だよ」というもの。
「薬用だよ」というもの。
この種類の違いは、
具体的にはこんな違いです。↓
<純度の違い>
それぞれの重曹は、
基本的な成分は同じですが純度が違います。
純度の高い順に並べると、
薬用→食用→工業用です。
薬用のものはそれこそ薬局で売られている薬で、
純度は100%に近くキメも細かいです。
スーパーでよく見かけるのは食用で、
料理に使えます。掃除用として使ってもOKです。
工業用はやはり工業用ということで、
純度はそれなりです。
粒も荒いことが多いです。(掃除には使えます)
<衛生管理の違い>
これも、
薬用→食用→工業用の順です。
口に入れることができるものほど、衛生管理は徹底されます。
薬用を食べ物の下ごしらえ(食用の代わり)に、
食用を掃除に(工業用の代わり)使うのは大丈夫ですが、
その逆はやらないほうがいいですね!
手に入れるときには、
これ何用の重曹?という部分にも注目して買いたいですね!
まとめ
料理の下ごしらえに使ったり、
掃除に使ったり、
うがいに使ったり・・・。
重曹の使い道の広さは便利ですね。
重曹の安全性についてまとめると、
用途(種類)通りに正しく使えば安全!
(ただし、お子様による取り扱いに注意!)
といった感じです。
個人的には、
掃除に使うなら、
「劇薬」と太文字で書かれている洗剤よりも安心だな~。
目に入れないように、
子供の遊びアイテムにならないように、
上手に使っていきたいですね!
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