ジャック・オー・ランタンの意味や由来がゾッとする。ハロウィンのかぼちゃお化けの伝説

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ハロウィンカボチャ

日本でもじわじわ定着しつつあるイベント「ハロウィン」

 

そのシンボル的な存在は「かぼちゃお化け」こと「ジャック・オー・ランタン」ですよね。

 

 

お化けだけど、明るいオレンジで愛くるしい表情!
形も丸っこくて、お化けというよりはキャラクター的な可愛さがあります。

 

 

でも、このジャック・オー・ランタン

 

意味や由来がめっちゃ怖い。

 

 

知らないほうが良かったって思いましたよ。正直。

 

さてさて、どんな意味や由来があるのか、分かりやすくまとめてみます。

 

 

 


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ジャック・オー・ランタンの意味は「○○除け」

ハロウィン カボチャ

 

カボチャを顔の形にくりぬき、灯したロウソクを入れてを家の外に飾る。

ハロウィンで定番の光景であるジャック・オー・ランタンの飾り付けには、どんな意味があるのか??

 

 

これはズバリ「魔除け」です。

 

家の明かりを消して、悪魔をジャック・オー・ランタンの明かりに惹きつけておけば平和に過ごせるよね!って意味だそうな。

 

 

ハロウィンはもともと、アイルランドやスコットランド(冬が早く来る国)の行事。

 

10月31日と11月1日の間。季節が変わって寒さ厳しい冬がやってくる瞬間には、あの世とこの世がつながる・・・という言い伝えから「魔除け」の風習が生まれました。

 

 

ジャック・オー・ランタンの中にロウソクを入れて明かりをともすのには、こんな意味があったとは・・・。

 

日本においては、魔は除けられるかもしれないけれど人は寄ってくるよね。
かわいい~!!!パシャパシャッ(←写メを撮る音)って。

 

 

 


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ジャック・オー・ランタンの由来となる物語が怖い!

夜道

 

そもそも、なぜカボチャで、なぜ中に明かりをともすの?と不思議でいっぱいなジャック・オー・ランタン。

 

その由来となる怖い物語が、こちらです↓

 

アイルランド民話 『ペテン師ジャック』

 

昔むかしアイルランドに、”ジャック”という嘘つきで乱暴で、その上酒癖が悪い男がいたそうな。

 

ある年の10月31日のハロウィンの夜。(あの世とこの世の区別がなくなった時!)
行きつけの店で酒を飲んでいたジャックのところに悪魔がやってきて、魂を取ろうとしてきた。

 

 

ジャックはもちろん魂がなくなるのは嫌なので、悪魔を騙そうと考えた。

 

ジャック「俺の魂をやるから、最後にもう一杯だけ酒を飲ませてくれ。おごってくれよ」

悪魔「最後の頼みだから聞いてやるか」

 

 

悪魔は酒代の6ペンス硬貨に姿を変える。

 

 

その瞬間、ジャックは硬貨を十字架の入った財布に素早く入れ、悪魔を封じ込めた。

 

 

財布から出ようともがく悪魔に、ジャックは取引を持ち掛ける。

 

ジャック「これから10年間、絶対に俺の魂を取らないと約束するなら出してやろう」

 

悪魔はその要求を飲み、財布から出ることに成功する。

 

 

 

そして時は経ち、10年後のハロウィン。

 

ジャックがいつもの通り寄って夜道を歩いていると、あの悪魔がやってきた。

 

 

悪魔「約束通り、魂をもらおう」

 

嘘つきで乱暴な性分はちっとも変っていなかったジャックは、またも悪魔を罠にはめる。

 

 

ジャック「分かった。魂をやるよ。その代わり、最後にリンゴをひとかじりしたい。あの木に登って取ってくれないか?」

悪魔「最後の望みならば聞いてやろう」

 

 

悪魔が道端のリンゴの木に登ると、ジャックはすかさずリンゴの木に十字架の形に切り込みを入れた。

 

十字架が怖くて木の上から降りられなくなった悪魔に、

 

 

ジャック:「今後は絶対に俺の魂を取りに来るな。この約束を守れるなら降ろしてやろう」

 

 

この取引を受け入れた悪魔は、木から降ろしてもらった。

 

人を騙してばかりいるジャックは、この夜の出来事をあっという間に忘れて、元の日常生活に戻る。

 

 

 

そして時が経ち・・・・ジャックは寿命を全うした。

 

しかし、生きているときのおこないが悪すぎて、天国に行けない。

仕方なく地獄に向かうと、ジャックが生前に取引をした悪魔がいた。

 

 

ジャック:「行くところがないんだ。地獄に入れてくれ」

悪魔:「お前の魂は地獄には入れられない。絶対に取らないという約束だからな」

 

ジャック:「天国にも地獄にも行けない。ならばどこに行けばいいんだ!」

悪魔:「元いた場所に戻りな」

 

 

行き場を失い、現世の暗い夜道をさまようことになったジャックの魂。

 

 

最後の情けで、悪魔から地獄の火の塊をひとかけら分けてもらったジャックは、道端に転がっていたカブをくりぬいてちょうちんを作り、居場所を求めてさまようようになったとさ・・・。

 

 

おしまい

 

怖い。
そして、終わり方が日本のホラー映画のようにどんよりしている・・・。

 

悪魔は悪魔の姿形をしているけれど、結構素直で情けに弱い。

ジャックは人間の姿形をしているけれど、ずる賢くて自分さえ良ければそれでいいという本性を持っていて・・・。

 

 

どっちが悪魔?何が正しい?

悪い行いは、やった本人はすぐ忘れるかもしれないけれど、あとから必ず返ってくる・・・。

 

という、軽く錯乱しそうなエピソードが由来となって生まれたのが、ハロウィンの定番キャラクター「ジャック・オー・ランタン」です。

 

 

ちなみに、カブからカボチャに変化した理由は、ハロウィンが伝わったアメリカでカボチャがよく採れたから。

 

日本のハロウィンは仮装ばっかり目立っちゃって、本来のハロウィンじゃないよね!という話をよく聞きますが、本家本元だと思っていたカボチャも、実はアレンジだったということですね。

 

 

 

まとめ

ハロウィンカボチャ

 

ハロウィンの代表的キャラ、かぼちゃお化けこと「ジャック・オー・ランタン」は、意味や由来を探ると実は怖い!

 

『ペテン師ジャック』の物語からは、

 

  • 悪行は自分に返ってくる
  • 居場所がどこにもないということの怖さ

 

という、人間がずーーーーっと恐れて悩み続ける問題が読み取れますね。

 

 

明かりをともして飾ったジャック・オー・ランタンは、行き場のないジャックの姿を現したもの。

 

そしてそれは悪魔の目に留まり、「まだあいつ、ウロウロさまよっているぞ」と観察されているのでしょう。

 

そして、その陰に隠れて無事を安心する我々・・・。

 

 

あ~怖い!

全ての意味をつなげたらゾッとしたところで、終わります。

 

かぼちゃは、煮て食べるのが一番うまい!!

 

 

 

 

 

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