最近よく耳にするようになった「5G」というワード。
通信関係のワードであることは分かっていつつも、具体的に何よ?って思いますよね。
少し前には「4Gキター!!」ともてはやされていたのに、今度は5G!
一体何なんですか?5Gって。4Gとの違いは何なのですか!?
これから先主流になるであろう通信システム「5G」とはどのようなものなのか?
分かりやすくまとめてみました。
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4Gと5Gでは何が違うの?
今主流の4Gと、これから取って代わるであろう5Gには、このような違いがあります。
- 4Gより5Gの方が通信速度が数十倍~100倍くらい早い
- 4Gより5Gの方が回線につながる状態が安定する(スピードダウンしない)
- 4Gより5Gの方がいろんな機器がネットにつながることができる
簡単に言うとこんな感じ!
それぞれもうちょっと詳しく説明します。
ネット閲覧がめっちゃ速くなるんだって!!
今の4Gのように、5Gが身近な通信システムになると、ネット閲覧が今よりもサックサクできるようになるんです。
通信速度が数十倍~100倍の世界ですからね。
具体的な例を出すと、画像が15枚くらい貼られているサイトを閲覧する場合、今の4Gでは表示されるまでに4秒くらいかかります。それが5Gでは1秒未満!もう一瞬にしてパッと出てきちゃうんです。
想像しただけで快適過ぎる・・・。歳とるとだんだん待てなくなってくるんですよね。笑
画像もさることながら、もっとデータ量が大きくて通信速度が落ち気味になる動画もサクサクの世界です。外出先でYoutubeを見ている途中に、データの取得が追いつかずに途中で止まる・・・なんてこともなくなるのでしょう。
画質が良すぎて毛穴の奥まで見えるであろう、女優さん泣かせの4K映像も、スマホやタブレットでサクサク見れちゃう時代になります。もちろん、データのダウンロードなんかも一瞬でしょうね。
「なんか急に遅いんですけど・・・」がなくなる!
4G回線でネットを使用しているときに、急に速度がダウンした覚えはありませんか?
あれ、混んでるんですよね。回線が。周辺にいる人たちがいっぺんにその回線を使っちゃうときに起こる現象です。
お昼休みでみんなスマホを触りだす時間帯とか、地下鉄や電車に乗っているとき、連休中の高速道路のサービスエリアなどでよくありますよね。
それが5Gでは解消されるとのこと!
いろんな周波数の回線を用意することで、データのやり取りの順番待ち状態をスムーズにするのだそうな。
行列ギライ、待ち時間ギライの私にとって、快適以外の何ものでもない・・・!
モノが勝手にネットにつながる時代へ
今これほどまでに5Gの整備が急がれている理由は、「IoT」を実現をするため。
IoTっていうのは「Internet of Things」の略で、直訳すると「モノのインターネット」ですわな。
これだけ聞いてもよく分からないので、いろいろ調べてみると・・・
どうやらスゴイ時代がやってくるぞ・・・。
今までネットにつながってこなかった「モノ」、パソコンやスマホ、タブレット以外のあらゆる「モノ」が、勝手にネットにつながる時代がやってくるようです。
それに伴って、当然データのやり取り量が思いっきり増えるため、それに対応するために5Gの整備が進められているんです。4Gではこのデータ量に耐えられないってことですね。
では、これからネットにつながるであろう「モノ」って例えばどんなの?という話ですが、
- 家具・家電
- ペット
- 自動車・電車
- お店
- 家の鍵・傘・バッグ
などなど、とにかく身の回りの全てのものにセンサーが付き、そのセンサーから発する情報が、ネットを介してメガネ型端末とか腕時計型端末に自動で送られてくる・・・といったことが可能になるようです。
出かける際に「カギはここですよ」と端末がカギの場所を教えてくれたり、
ペットの犬の鳴き声が自動翻訳されて「お腹すいた~」とTwitterみたいな感じで流れてきたり、
行こうとしているお店の混雑状況が事前にわかったり、
車の自動運転を制御したり・・・
・・・ってことが近い未来(目標は2020年代)5Gを使ってできるように!
しかも、スマホやPCを確認することなく、勝手に良いタイミングで情報が流れてくるそうな。
もう、マンガの世界やん。
こんな感じで、4Gと5Gでは、通信速度や扱えるデータの量、実現できる未来に大きな違いがあるんですね。
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そもそも「G」って何なのか?
知らない間に出てきて、知らない間に定着した4Gや5Gの「G」という言葉ですが、これは「Generetion(世代)」ってことです。
通信システムの成長を表している言葉で、分かりやすく表にするとこんな感じ↓
~1990年代 | 1G(第1世代移動通信規格) | アナログの時代(携帯電話普及前) |
1990年代 |
2G(第2世代移動通信規格) | 通話のみの携帯電話が普及した時代 |
2000年代 | 3G(第3世代移動通信規格) | メールやネットができる携帯電話が普及した時代 |
2010年~ | 3.9G(LTE)(第3.9世代移動通信規格) | スマホが普及した時代 |
2010年~ | 4G(第4世代移動通信規格) | スマホやタブレット当たり前時代 |
2020年~ | 5G(第5世代移動通信規格) | IoTが実現するヤバい時代 |
こうやって見ていくと、つい15年前くらいはモノクロ画面のガラケーでメールができたことで感激していたのに、たった十数年でこの成長っぷり。
「もっとこんなことはできないのか!?」のアイデアを叶えるために、通信の世界も成長を遂げていったというワケですな。
まとめ
4Gと5Gの違いを分かりやすくまとめてみました。
最後におさらい。
- 4Gより5Gの方が通信速度が数十倍~100倍くらい早い(なかなか表示されなくてイライラ・・・が解消される!)
- 4Gより5Gの方が回線につながる状態が安定する(急にスピードダウンしない)
- 4Gより5Gの方がいろんな機器がネットにつながることができる(自動でいろんな情報が取得できる時代にマッチした回線)
何でもそうですが、ものができてから発展するのは「より早く・より簡単に・より便利に」の方向です。4Gから5Gへ変わっていくのも、同じ流れ。
ここから思うのが、多くの人が無意識に「快」を求め、「時間の貴重さ」を感じながら暮らしているんだな~ということですね。(もちろん私もそうですが)
次世代のめっちゃ速くて快適な通信回線5Gがどのようなものなのか、今から楽しみです!
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