「ポストTwitterになるか!?」と最近話題のSNS「マストドン(Mastodon)」
じわじわ盛り上がりを見せているので、私も気になっていました。
さて、じゃあマストドンってどんなSNSなのさ?ということで、「マストドンとは 簡単に」というキーワードで調べてみると・・・
Mastodon は自由でオープンソースなソーシャルネットワークです。
商用プラットフォームの代替となる分散型を採用し、あなたのやりとりが一つの会社によって独占されるのを防ぎます。※マストドンに記載されている文言
ははー!全然簡単じゃないやん!笑
ネットに詳しい人なら一瞬で理解できる内容でしょうが、そうでもない人にとっては「オープンソース」とか「分散型」とかなんじゃラホイ!?という感じ。
そこで、ブレイクの兆しが見えるマストドンのしくみや、他のSNSとの違い、始め方などを「極力簡単に!」説明してみたいと思います!
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マストドンとは?一体どんなSNSなのか?
まずは、マストドンの最大の特徴を説明していきます。
マストドンが他のSNS(TwitterやFacebookなど)と決定的に違う点は2つ!
- マストドン自体を構成しているプログラムが「公開」されている(=オープンソースである)
- 管理が一極集中型でなく、分散型
それぞれ、もう少しかみ砕いてお話していきます。
①マストドン自体を構成しているプログラムが「公開」されている
プログラム自体が公開されているということは、「誰でもマストドンを作れる」ということです。
※これが、次の「分散型」の話へとつながっていきます。
今主流のSNSで例えると、TwitterやFacebookって、世の中に2つも3つもないですよね?第2Twitterとか、第3Facebookってないじゃないですか。
あれは、Twitter社やFacebook社が、それぞれのSNSを構成しているプログラムを公開していないからなんです。
だから、それぞれ1つずつしかなくて、そこにユーザーが一極集中するかたちになっています。
それに対してマストドンは、プログラム自体が公開されているので、個人が誰でも「私の管理するマストドン」「俺の管理するマストドン」を作れます。(「誰でも」って言っても、通信機器に触れているのが好きな人が主に作るのでしょうが)
わざわざ自分のマストドンを作る気はないという人でも、誰かが作ったマストドンを「選ぶ」ことができます。
選んでユーザー登録すれば、そのマストドンに集まった人たちと交流することができます。(交流の仕方はいろいろあります。それはまた後で書きますね)
このように、世の中にたくさん誕生したマストドンのことを、「インスタンス」と言います。
現在ではその数は世界で1000以上にもなっており、マストドンの分身(インスタンス)が広がりを見せつつあります。ラーメン屋ののれん分けみたいなイメージです。
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②管理が一極集中型でなく、分散型だと何がいいのか?
実はこのマストドン。開発したのはドイツの24歳の青年、Eugen Rochko氏です。(←ごめんなさい、名前が読めない)
その青年がマストドンを作った動機というのが、
商用プラットフォームの代替となる分散型を採用し、あなたのやりとりが一つの会社によって独占されるのを防ぎます。
というもの。
結局どういうことかというと、
『仕様の変更や広告の挿入が、T〇〇tterやF〇〇〇ookみたいに1社のさじ加減で全ユーザーに影響を与えていく形じゃなくて、それぞれ独立したSNSを作ってもっと自由にできたらいいよね!』
ってことです。
確かに今までのSNSでは、急にタイムラインに広告が増えたり、画面が微妙に変わって使いづらくなったりしたこともありましたよね。
そんな、従来のSNSを使う上でのちょっとしたストレスを解消しようぜ!という意味で作られたのがマストドンです。
だから、プログラムコードが公開されて、誰でも自分のマストドン(インスタンス)を作れるようになっているのです。
コードが公開されているということは、プログラミングに詳しい人ならアレンジも可能ということ。自分好みの使い勝手になるよう、コードを書き換えて使うこともできる!という意味です。
自分でインスタンスを立ち上げよう!と思う人にとっては、一極集中型の他のSNSに比べて、自由度が格段に高くなるということですね。
そして今のところ、タイムラインに広告が流れてくることもないので、SNS上での広告に疲れた人にとってもオアシスのような存在のマストドンなのです。
マストドンの始め方・楽しみ方
新進気鋭のSNS、マストドンを始めるには、2つの方法があります。
- 自分でインスタンスを立ち上げる
- 誰かのインスタンスに登録して、その中でほかのユーザーと交流する
①の「自分でインスタンスを立ち上げる」という方法は、要は、今までTwitter社やFacebook社がおこなっていた「全体の管理」を自分がすることになります。
そのために、まずはインターネット上に、自分のインスタンスを置く場所(サーバー)を確保するところから始めます。※サーバーを確保して管理するには、費用が発生します。
自分でインスタンスを立ち上げる方法は、どちらかというと、とにかくマストドンオーナーという立場を体験してみたい人か、企業などがマストドンを使ってコミュニティを作りたいときに向いているのかな?という印象です。
※「インスタンスを選んで登録する」という性質上、好みのインスタンスにしか登録しないと思うので、例えば企業が作ったインスタンスなら、コアなファンが集まりやすいです。
断然気軽な②の「誰かのインスタンスに登録して、その中でほかのユーザーと交流する」という方法は、めっちゃ気軽に始められます。
登録時に必要なのは3つのみ。
- ユーザー名
- メールアドレス
- パスワード
です。
気軽に始められるけれど、インスタンス選びは慎重に!
ユーザー名とメアド、パスワードのみで登録できるマストドンですが、「どのマストドンに属するか?」という、インスタンス選びには慎重になる必要があります。
理由は「個人情報が悪用される可能性がゼロではないから」
個人情報についてやり玉にあげると、結局どのSNSも危険性はあるのですが、分散型のマストドンはより一層の注意が必要です。
誰でも(個人でも)インスタンスを立ち上げることができて、誰でも管理人になれるということは、個人情報(主にメールアドレス)を集める目的で立ち上げることも可能だということです。
さぁ、危険な香りがしてきましたね。笑
なので、まずは覗いてみるか~という程度から始めるのであれば、日本で最もメジャーなインスタンスであるmastodon.jpに登録するのが安全な気がします。
※ちなみに、今のところ登録して作ったアカウントは削除できない仕様になっています。
マストドンを実際に使ってみた【動画】
何がともあれ使ってみないことには何とも言えない!
ということで、さっそくmastodon.jpに登録して、マストドンデビューしてみました。
※ちなみに念のため、普段全然使っていないメールアドレスで登録しました。そして、アカウント名やパスワードも、マストドンでしか使ってないものに設定。
実際に操作している様子を動画にしてみましたのでどうぞ(プライバシー保護のため、他のユーザーさんの投稿にはぼかしを入れてます!)↓↓
動画をご覧いただいたなら分るでしょうが、もうね、最初あたふたですよ。笑
でも、そのあたふた感がなんか楽しい!
スマホを新機種にしたんだけど、よく使い方も分かってないんだけど、なんかずっと触っちゃうんだよね!という、あの感覚でした。
Twitterを普段使いこなしている人は、きっとすぐに慣れるだろうと思います。
共通の趣味を持つ人が集まるインスタンスなら、きっとローカルタイムラインはその話題で持ちきりなるはずです。
私が参加したインスタンスは、登録者数がかなり多いインスタンスでしたので、つぶやかれる内容はもうさまざま!!
ローカルタイムラインも、連合タイムラインも、何が何だかワケの分からないカオス状態でした。笑
この先どんなインスタンスが生まれて、どんな使われ方をしていくのか?
人が集まってくれば、そのうち不具合なんかも出てくるのでしょうが、今のところは「個人が伸び伸びと発言する場所」という印象が強いSNSでした。
まとめ
誰もが作れる(管理者になれる)SNSがマストドン。どこに属するか選べるSNSがマストドン。
グループLINEのような閉じたコミュニティ感(ローカルタイムライン)と、Twitterのような情報の滝の中にいる感覚(連合タイムライン)を同時に味わえるのが個人的には新鮮でおもしろかったです。
ただし、「分散型」という特徴がとても新しい反面、管理する側のモラルが問われるなぁ~と感じます。
これから登録する人がまだまだ増えていくでしょうが、ぜひ「コミュニケーションのツールとして楽しむ」という、SNSの本来の目的に沿った使われ方がされていくといいなぁ・・・と思いました!
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